第6話

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2025/11/18 09:00 更新
新垣翠
何で隠してたのよ!なんで…頼ってくんなかったの…
白石奈々
それ、は…
新垣翠
もんと、バカ
あなた
……
気まずくなって、そっとドアへ足を向ける。
新垣翠
待ちなさい
あなた
ッ!
あんた、私聞いたよね?奈々のことなんか知らないかって
あなた
……
新垣翠
あんたもあんただよ。なんで今の今まで黙ってたわけ?
あなた
……
白石奈々
私が、頼んだの…
新垣翠
ッ!
言葉を失い、ぐっと唇を噛む。
白石奈々
あなたの下の名前は、私との約束、破ってないじゃん…
あなた
そう思うなら、約束して。私の卒業をちゃんと見送れ
白石奈々
あと、1年半、か…
あなた
誰が中学卒業までなんていった?
白石奈々
え?!…
あなた
大学卒業までに決まってるでしょ?
白石奈々
それは…
あなた
留年しまくってやるよw
新垣翠
おい!w
白石奈々
それは真剣にだめなやつ!w
準備室に、張り詰めていた空気がふっと和らぎ、三人の笑い声が重なった。
白石奈々
ぐぅっ…
バタッ
新垣翠
奈々?…
声を震わせながらも必死に呼びかける。
あなた
え…
琴乃の焦りにびっくりして振り向く。
新垣翠
奈々?ねぇ…
反応はない。胸に手を当て、脈を確かめる。
息が詰まりそうになる。
咄嗟に琴乃は心臓マッサージを始めた。
あなた
先生!
新垣翠
……
あなた
新垣先生!!
新垣翠
……
あなた
新垣翠先生!
新垣翠
ッ!
あなた
ぼーっとするな!そんなの、いつでもできるでしょ
怒鳴る声に、自分でも驚く。
新垣翠
私が車を出す。乗って!
あなた
うん
本来なら、救急車を呼ぶべきだろう。
でも、それはしなかった。なぜなら、奈々のことがばれてしまうから。
あなたの下の名前は、翠が車で病院に向かってる途中も、ずっと奈々の心マをしている。
新垣翠
病院、ついたよ!
医者
状況は?
あなた
20代女性。乳がんです
医者
乳がん…わかった
その声には緊張が含まれていた。医師たちが素早く動き出す。
あなたの下の名前は、緊張で力が入った腕の痛みや疲労を感じつつ、心臓マッサージを続ける。
30分以上、一人で必死にやってきた。
手が震え、汗で指先が滑る。
あなた
はぁ…はぁ…
体中が熱を帯び、呼吸が乱れる。
新垣翠
あなたの下の名前、大丈夫?
あなた
う、ん…
だが、フラッときて膝がガクッと揺れる。
倒れそうになる瞬間、医師がすっと手を差し伸べて支えてくれる。
医者
君も見るよ
その声は落ち着いていて、自然に体が安定する。
医者
この暑い中、心マは相当きつかっただろうね。
よく、頑張ったね
労いの言葉に、あなたの下の名前の胸の中で固まっていた緊張が少し溶けていく。
言葉にならない。疲労と安堵が入り混じり、息を整えることしかできなかった。
医師たちはすぐに診察と処置に入る。
医者
血中酸素が低いね。酸素マスクつけよっか
看護師が素早く準備し、あなたの下の名前にマスクを装着してくれる。
酸素が肺に入ると、体の奥が少し軽くなるのを感じた。
医者
それに、軽く熱中症気味だね。熱もあるし、点滴もしよっか
腕に針が刺さる。液体が静かに体内に流れ込む。
ベッドに横たわると、今までの緊張と疲労がどっと押し寄せる。
医者
しばらくここで休んでていいよ。君はもう大丈夫
優しい声。琴乃は目を閉じ、深く息をつく。
その間、奈々の容体は…

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