第184話

天人五衰編 第26話 敬意を示す相手は
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2026/01/26 09:00 更新
坂口安吾
「再度、今回の任務の目的をお話します」
 
203号室。安吾が敦たちにオンラインで任務について話していた。
 
 
中島敦
「頁」を持つシグマを捕らえることと
 
泉鏡花
シグマを捕らえることで探偵社が敵ではないことを《猟犬》に証明する
 
坂口安吾
「そうです。太宰くんの読みが当たればこのあと《猟犬》は天空カジノの閉鎖を行います」
 
中島敦
多対多戦バトルロワイヤル……
 
泉鏡花
《猟犬》に無罪を証明する機会チャンス
 
ルーシー
つまり、《猟犬》が天空カジノを封鎖するまであたしたちは待機ってことね
 
中島敦
……!待って、誰かくる
 
敦が床に耳をつけながら云う。
 
中島敦
こっちに近づいてくる……人数は1人、《猟犬》の人でしょうか……?
 
敦がそう云っている間に足音は扉の前まで来ていた。
 
中島敦
まずい、来ます!!
 
扉が開く。小柄な体躯の影が部屋におちる。
 
あなた
やっほ〜!!
 
中島敦
…………あなたさん??
 
扉を勢いよくあけたのはあなただった。
 
あなた
どうしてこの部屋にたどり着いたかって?防犯カメラをハッキングして、ルーシーちゃんが入ったこの部屋に来ただけだよ。できるだけ足音を聞かれないように、そして気づかれたときには相手が対策する間もないくらいの速さで入り込む
 
坂口安吾
「相変わらずの手際の良さですね。あなたが天人五衰や猟犬、ポートマフィアに属していなくて本当によかったです」
 
画面越しの安吾があなたに話しかけた。
 
中島敦
(あれ、あなたさんと安吾さんって知り合いなんだっけ……?)
 
あなた
安吾さん、お久しぶりです。天人五衰事件を解決するため、探偵社副社長福沢あなた、いえ中原あなたがご尽力させていただきます
 
あなたは真剣な表情で、深くお辞儀をした。頭を上げたあとも、両手は後ろに組んでいる。
 
中島敦
ええと……あなたさんと安吾さんは、どういう関係で……?
 
困惑している敦が二人に尋ねる。敦自身、ここまでの敬意を社長である福沢以外にあなたが示すのを見るのは初めてだったからだ。
 
あなた
安吾さんはね、私が福沢あなたになれた一番の貢献者であり恩人なんだよ
 
中島敦
どういうことですか……?
 
あなた
前話したよね。私が一度中原あなたを殺してポートマフィアを抜けたこと。そして今社長の姪、福沢あなたとして生きていること
 
あなたは姿勢を崩さないまま話す。
 
あなた
でも現実世界には福沢あなたなんて人物、存在しない。そこで力添えしてくださったのが安吾さんだよ。政府組織、内務省異能特務課である安吾さんに依頼して、福沢あなたの戸籍、そして所持する異能力『鬼龍』を政府機関に登録していただいたの
 
坂口安吾
「その代償として、あなたさんには異能力『森羅万象』と『神のまにまに』の権能について話していただきました。武装探偵社として働きながら、特一級危険異能力者として異能特務課としては対処しづらい案件を片付けてもらう。これは取引なので、あなたさんは僕にここまでの敬意を払う必要はないんですけどね」
 
確かにあなたであれば、相手が「対等な関係だ」と言っても曲げることはしないだろう。現に彼女は叔父である福沢に敬称をつけて呼んでいる。
 
あなた
ちなみに、敦くんと私が初めて会ったときに行ってた出張も、安吾さんからの依頼の一つだよ
 
 
坂口安吾
「しかし、あれを使ってあなたさんを犯罪者に仕立て上げるとは……流石魔人と呼ばれるだけはあります」
 
あなた
治くんから暫く私の傍にいれないという話を聞いたときから、覚悟はしていました。この事件を解決することができても、私は武装探偵社にいられないかもしれないということ
 
あなたは武装探偵社を中也の次に大事に思っている。しかし中也がポートマフィアに属している以上、基本的にあなたの優先順位は武装探偵社だ。今までも、これからも。
 
あなた
私は武装探偵社のために私という犠牲を払うつもりで来ています。なんなりとご命令ください
 
あなたは再度頭を下げる。画面越しの安吾は小さなため息をついた。
中途半端に書いてるせいで何を書きたいのかわからなくなりました。ごめんなさい。
まあ安吾さんとあなたちゃんに深い関係性があることがわかればいいのですよ。
あなたちゃんがポートマフィアを抜けたとき、安吾さんは一介の構成員でしかなかった可能性が高いけど。(デットアップルでの中也の発言を見る限り)まあ仲介くらいは可能でしょう。
中也も安吾さんに借りがあったし、中原姉弟は安吾さんにお世話になりすぎているのかもしれない。デットアップルを書くことになったときは、三人の絡みも書いてみたいです。
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