第33話

32話
736
2023/10/25 06:21 更新


放課後
エース・トラッポラ
あなたの下の名前(カタカナ)お疲れ!
あなた
エースもお疲れ様
あなた
あれ?デュースは?
グリム
デュースはケイトを見つけて走ってったんだゾ
あなた
先輩大好きな元ヤンだこと
エース・トラッポラ
それよりグリムから聞いた?
あなた
あぁ、事件のことでしょ?
あなた
もちろん私も手伝うよ
グリム
ホントか!?
エース・トラッポラ
マジ!?
あなた
元は私とグリムでやる予定だったもんだし
あなた
むしろ手伝わせて、なんか楽しそう
エース・トラッポラ
…あなたの下の名前(カタカナ)って少しズレてるよな
あなた
そう?別に普通じゃない?
エース・トラッポラ
(お前が普通なら世の中変わった奴なんていないんだよ…!)
あなた
エース、今のとこの状況報告
エース・トラッポラ
ウッス
エース・トラッポラ
一応怪我した全員に聞いたけど押されたとかは全くない
エース・トラッポラ
気づいたら落ちてたとか
あなた
他の人から見たらたまたま怪我しただけになるけど…
グリム
人数がこんだけ増えると流石に怪しいんだゾ
あなた
近くには誰がいた?共通の人とか
エース・トラッポラ
全部人目の着くところだったし、驚きすぎて見てなかったって
あなた
防犯カメラの映像が必要か
あなた
生徒の情報とかならケイトかイデアだな
エース・トラッポラ
イデア?
あなた
イグニハイド寮の寮長
エース・トラッポラ
何故に繋がってんの
あなた
同類だから、オタク仲間
エース・トラッポラ
オタク仲間ってのが無ければ解剖仲間かと思うわ
あなた
イデアはそっち系絶対無理
エース・トラッポラ
まぁ、ケイト先輩に聞いてからでいいんじゃね?
エース・トラッポラ
他寮の寮長に迷惑かける訳にもいかないし
あなた
そうだね
あなた
よし、ハーツラビュルに向かおう
デュース・スペード
あなたの下の名前(カタカナ)!エース!
エース・トラッポラ
デュース!?
デュース・スペード
ゼェゼェ
あなた
どうした?(デュースがここまで走るなんて…)
デュース・スペード
クローバー先輩が!
デュース・スペード
クローバー先輩が階段から落ちて怪我した!!
エース・トラッポラ
は…
あなた
グリム
あのメガネが!?
エース・トラッポラ
どこでそれ聞いたんだよ!
デュース・スペード
ダイヤモンド先輩がすごい焦ってたから聞いたら
デュース・スペード
階段から落ちたって!
あなた
とにかく落ち着け
あなた
ゆっくり、そう
デュース・スペード
スーハー…
あなた
エース、私とグリムで先に行く
あなた
デュースが落ち着くまで頼んだ
エース・トラッポラ
おう、気をつけろよ
あなた
"玉犬"!
あなた
ハーツラビュル寮まで!急いで!!
玉犬
アオーン
あなた
グリムしっかり捕まっててね
グリム
ふな!
あなた
(あのトレイが…)
あなた
(階段…この学校の階段は一段一段に高さがある)
あなた
(よくて骨折、悪くて脳震盪だ…)
あなた
(軽い怪我で済んでてくれ…)




ハーツラビュル寮

トレイの部屋
ガチャ
あなた
トレイはいるか?
リドル・ローズハート
あなたの下の名前(カタカナ)先輩!?どうしてここに
あなた
デュースからの伝言
あなた
トレイの怪我の度合いは?
トレイ・クローバー
足を軽くやっただけだ
あなた
そう
リドル・ローズハート
先輩…その、実は

ポンポン(リドルの頭を撫でる)
あなた
後で聞くから今は落ち着きな
あなた
手の震えが収まったら聞くよ
リドル・ローズハート
すみません…
あなた
いいよ、それで何があった?
トレイ・クローバー
実は…



あなた
なるほど…
リドル・ローズハート
ボクのせいなんです
リドル・ローズハート
ボク達でトレイが怪我を
トレイ・クローバー
リドルのせいじゃない
トレイ・クローバー
俺が勝手にやった事だから気にするな
リドル・ローズハート
でも
あなた
トレイの言う通りこれはリドルのせいでもない
あなた
トレイのせいでもない
リドル・ローズハート
先輩?
あなた
犯人が背負うべき責任だ、被害を受けた側が気に病む必要はない
リドル・ローズハート
…グッ
ケイト・ダイヤモンド
これ以上は談話室で話そっか
ケイト・ダイヤモンド
トレイくんはしっかり休んでてね
トレイ・クローバー
悪いな
クイッ(あなたの下の名前の袖が引っ張られる)
リドル・ローズハート
あなたの下の名前(カタカナ)先輩、トレイの怪我は治せますか…?
あなた
…今は治せない
リドル・ローズハート
そんな
あなた
治すこと自体は出来るがしない…の方が正しいかな
あなた
トレイの怪我が治ったのが犯人にバレたらまた狙われる可能性がある
リドル・ローズハート
あ…
あなた
犯人を捕まえて対処してからじゃないと危険だ
あなた
だから今はあえて治さない
リドル・ローズハート
(そうだ、何故ボクはそれが分からなかったんだ)
リドル・ローズハート
(先輩はいつだって正しい判断をする…)
リドル・ローズハート
(寮長であるボクも出来てなくちゃいけないのに…)
リドル・ローズハート
ごめんなさい
あなた
え?
リドル・ローズハート
先輩にわかってて当たり前のようなことを質問して…
リドル・ローズハート
ボクの考えが甘いから!

ギュッ
リドル・ローズハート
へ…
あなた
リドルは何も間違ってないよ
あなた
幼なじみで大切な人が傷つけば誰でも同じ状況になる
あなた
私はあくまで第三者目線で判断してたから
あなた
慣れてないと出来ないことだからリドルが気にする必要はないよ
あなた
そんな状況に普通は慣れてちゃいけないから
リドル・ローズハート
ふっ…うぅ…
あなた
ケイト、リドルを談話室に
あなた
これと温かい飲み物も
ケイト・ダイヤモンド
うん、任せて

ケイトがリドルを抱えて部屋から出ていく
トレイ・クローバー
済まないな
あなた
なんでトレイが謝るのさ
トレイ・クローバー
あなたの下の名前(カタカナ)に迷惑かけちゃったからな
あなた
いいよ、私がしたくてやってる事だから
トレイ・クローバー
…なぁ、聞いてもいいか?
あなた
ん?
トレイ・クローバー
どうしてそんなに俺達を気にかけてくれるんだ?
トレイ・クローバー
あんな騒ぎに巻き込んでしまって、関わりを普通は控えるだろ?
あなた
なんかさ、ほっとけないんだよね
あなた
…私の知り合いにさ、オバブロみたいな状況になった人がいるんだよね
あなた
その人はとにかく優しくて、それがしんどくなって耐えきれなくなった
あなた
もう何年も前だからあの人を助けることは出来ないんだけどね
あなた
あの時のリドルを見て「同じだ…」って思っちゃったんだよ
あなた
私の中ではその人を助けられなかったことがすごい悔しかった
あなた
もう二度と失いたくない、後悔したくない
あなた
少しでも多くの人が幸せに生きて欲しいから
あなた
私と違って清く正しい道を通ってほしい
あなた
私みたいになってほしくない
あなた
ただ、それだけだよ
トレイ・クローバー
そうか…
あなた
あとは先輩としてやっぱり後輩は守らないとね!
あなた
じゃあお大事に!

バタン

廊下
あなた
そうだよ、私みたいになっちゃダメ
あなた
ここにいる人たちは全員明るい道を通って…
あなた
私はもうこの地獄からは出られないから
あなた
生まれた時から暗くて赤にまみれた道
あなた
そんな所を通るのは私だけでいい
あなた
兄さんみたいに…私も誰かを助けられるようになるんだ
あなた
へへ、私のこれは勝手な押し付けだな
あなた
あなた
もう同じことを起こさないから
あなた
見守っててね





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