梓の執着は、さらに増幅されていった。
夜になると、梓は私を隣に座らせ、ひたすら問い詰めた。
元彼の話をする。
梓から質問されれば正直に答え、どう会ったのか、どのくらいの期間付き合ったのか、どこまでしたのか。
全て話した。
また、梓の執着が増していく。
前と何も変わってない。
そんな簡単に人間は変わらないんだ。
それでも、私は梓が好き。
梓のことを知らずに元彼は未だに連絡をしてきていた。梓の言っていた通りブロックして削除しようとした。
連絡画面
なんで、数年前に別れてから引っ越したし会ってもない。連絡すら最近してきたのになんで知ってるの?
嘘かもしれない。それでも嫌なことが起こる予感がしていた。
気持ち悪くて考えることを辞めた。
ブロックして削除した。
なんだか良くないことが起きる気がする、、、。
元彼をブロック解除してから胸の中でモヤモヤが消えることは無かった。















編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。