※ BEAST ネタバレ注意
『 …… 此処は 』
私は目覚めると 、バー『 ルパン 』に居た 。
『 私とした事が …
寝てしまっていたのか 』
1人で酒に写った自分を見る 。
『 …… 織田作や安吾がいないと 、
こんなにも静かなものなのかい … 』
『 あっちの私が羨ましい 。 』
遠い” 違う本 ” の世界線の私を見るように
遠くを眺める 。
そこには何も存在していない
『 … 嗚呼、ほんと、羨ましい 』
そう思っていると 、
誰かが入ってくる 。
…… 嗚呼、もう終わりか
『 やァ、織田作久しぶり 』
『 嗚呼、…… 久しぶりだな太宰 』
『 …… え 』
『 …… 織田作 … 今なんて 』
『 ?
太宰と云ったが 』
『 … 私の名を 、知っているのかい 』
『 嗚呼 、その顔の包帯は俺の友人にしか
ないからな 。 』
『 …… 太宰?
どうした、幽霊でも見たような顔をして 』
『 ぇ、嗚呼、いや … 』
…… どういう事だ?
なぜ織田作が私の事を知っている?
何故友人と?
そのような事を考えていると
織田作は、私の隣に座った 。
『 おださく … 』
『 … 大きくなったな 』
『 え 』
『 俺と身長が並ぶ程になるとは 』
『 昔の太宰では想像もつかなかった 』
『 … うん、 』
『 …… ?
何を泣いているんだ、太宰 』
『 … いや、なんでもないよ、笑 』
『 そういえばこの前、不発弾の処理をしてね! 』
『 吹っ飛ばなかったか? 』
『 この通りピンピンしているよ …… !! 』
『 オイ、太宰? 』
『 おいゴラァ、起きろ、クソ首領 』
『 チッ … 起きねェ
ったく 』
『 俺が運転してる中
幸せそうな顔で寝やがって 。 』













編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。