あれは…誰の声…?
制限時間ってなに…?
チュンチュン…ピヨピヨ…
カーテンが風で揺れ、その隙間から見える空の色は淡い青色?のような色をしていた。
時刻は5時。
鳥鳴の空という言い方が正しいですかね。
夏だけどここの地域だと朝は冷えるみたい。まぁ、昨夜あれだけ涼しい風が入ったんだから朝も寒いよね…w
watoさん、一体なんの夢見てるんだろう?
やば、恥ずかしw
まず、俺ってそんな表情できたんだw
サァァ…
カーテンを開けて日の光を部屋に入れた。
まだすやすやと寝息を立てるクミさんとwatoさんの顔が照らされて、気持ちよさそうに寝る2人の顔がはっきりとみえた。
watoさんの小学生ながら整った顔立ちを見て「綺麗だな…」と思ってしまったのは心の奥底に入れておきましょうw
これ話したら何言われるかw
・・・
それきり会話をせず黙って外を眺めていた。
この沈黙が心地よい…。
この世界では時間の進みが早いけど、今この瞬間だけはゆったりと時が流れている、そんな錯覚に陥る。
そんなゆったりとした時間も
終わりを告げる…。
watoさん達を起こさないように静かに部屋を出て、隣の部屋へ向かった。
コンコン
バステンさんの眠たそうな声が聞こえた。この様子だと今起きたばかりのような感じ…。
ガチャ
パタン…。
ガチャ
よっぴーさんは部屋のドアを開けた。
割と普通に音を立ててドアを開けたがまだwatoさんとクミさんは眠っていた。
昨日余程疲れたんだね…。
淡い色だった空も、もう雲1つない青色をしていた。窓越しに見る空は太陽の光でキラキラと輝いている。
こうしてwatoさん達を起こした。
寝癖のついた頭と眠そうに目を擦る2人に可愛さを覚えてしまったw
グダグダ言いながらも支度はちゃんとするwatoさん。
そこはえらいですね、そこはw
その後6:30になり、ともさん達の部屋へお邪魔した。
30分前までは、ぼやぼやしてた4人も着替えて身なりを整えて、いつものようになっていた。
さすが準備が早いw
そして俺は気になったことを口にした。
階段を駆け下りて走って公園に向かった。
無邪気に走るみんなの姿は
まるで本当の小学生のよう。
体だけじゃなくて心まで戻ったみたい…。
『ラジオ体操第一』
♫〜
みんなが並んでラジオ体操を踊った。
懐かしいなぁ…。
こうやって踊ったのって何年ぶりだろう…?
こうして朝の恒例行事が終わり、朝ごはんを食べに海の家に向かった。
いつも通りご飯は美味しい…!
いつにもなく早く食べてしまう…w
おばさん
「よし!私らはお家に戻ろう!」
おじさん
「仕事しないとなぁ…!」
たけし
「そうだ!良ければこれ、使ってくれよ!」
たけし君がともさんに何か渡した。
たけし
「そう!この辺りにはいっぱいいっぱい虫がいるからさ!」
しげる
「いっそのこと、学校の宿題に出てる自由研究、昆虫採集にしたら?」
自由研究…!
その言葉の響きさえもが懐かしい!
昆虫採集かぁ…。
面白そう…。
とりあえず話し合わせとかなきゃw
おじさん
「元気のよろしいことで!w」
おばさん
「そういや、たけし…。あんた自由研究以外の宿題は終わったのかい?」
たけし
「うっ…!お、終わってない…。」
おばさん
「あんたは宿題やってからね。」
たけし
「はぁい…」
たけし
「おう、ありがとな。」
おばさん
「しげるはどうなの?」
しげる
「俺は自由研究すら終わってない…。」
おばさん
「じゃあ、あんたもお兄ちゃんと一緒にやってきなさいなw」
しげる
「はぁい…。」
おばさん
「宿題とか自由研究に一生懸命取り組んだ人にはスイカとアイスのご褒美あげるから頑張って!」
おばさん
「12時まででどうだい?」
敬語がでそうになる凸凹コンビw
失言を減らすために黙ってるバステンさん。
朝からハイテンションのともさん、watoさん、あちゃみさん。
その様子を後ろで観察しているソーラさんとクミさん。
今日も平和な1日が始まりそうですね!
to be continued…
色々拙いですがお許しを〜
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!