第3話

現実
219
2024/02/17 11:00
勝利「─…〜!はい、今日はここまで!ちゃんと予習復習してこいよ〜?」
勝利は、数学の先生であり、私のクラスの担任である
先生の締めと同時に、チャイムが鳴り響く
挨拶が終わると静かだったクラスにざわめきがよみがえる
そんな中、私は今日も一人で読書…
別に、一人は悪くない、
慣れたから、友達なんていなくても困らない
勝利「おーい、華野さん??聞いてる?」
授業が終わると先生は私に話しかけてくる…
華野「……聞いてますけど、?なんですか?」
勝利「この機材を準備室に運んどいてくれる?」
華野「…はーい、」
面倒だけど、運びに行く、
モブ「あ、またやってる…
モブ「なんで、華野さんなんだろうね、、、いいなぁ〜
後ろで聞こえてくる声を無視する
先生は結構人気のある先生だから、色々言われるのも仕方ない
華野「…よいしょっ、これでよし!」
勝利「ん、おつかれ!いつもありがとね、あなた」
ぎゅ))
華野「…先生、誰か来たらどうするんですか?!」
勝利「大丈夫だよ、ちょっとだけ、充電させて?」
そんな顔して聞かれたら、断れない…
華野「…いいですよ、ちょっとだけ、なら…」
この時間がずっと続けばいいのにな…
なんて思っても現実は叶えてくれない
キーンコーンカーンコーン
華野「…先生、戻んないとです、」
勝利「…そうだね、ありがとう、頑張れる!」
勝利「またお家でね?」
華野「はぁーい…」
皆が思うはず…
時よ止まれって、
時よ巻き戻れって、
私だって何十回も何百回も思った
けど、そんな儚い願いをお構い無しに神様は現実を見せてくる
ほんと、嫌になる…

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