どれだけ早い朝でも
ほんの少しの幸せがある。
それは…
わたしに無防備な姿で寝る
ペット達をみることだ。
ルイはテンさんに怒られて以来
私の腕に頭を上げるだけになった。
ルイ)みゃう…
撫でられて喉をゴロゴロ癒せる姿は
まさに天使だ。
リビングに行ってごはんの準備をする。
リオンはキャットタワーの上の定位置で私のことを見ている
静かな朝。
前まではそれが当たり前だったのに
今ではそれが少し寂しい…
包丁で野菜を切っていると
足にスリスリしてくるルイとリオン
思いキャットフードの袋を棚から出す
そしてキャットフードをお皿を入れると
勢いよく食べ始める2匹
そう思っていると
どこかからカリカリカリカリと音が聞こえる
音が聞こえる方へと辿っていくと
シャオジュンさんたちの部屋だった
恐る恐るドアを開けようと
ドアノブに手を近づけると勢いよくドアが開いた。
そういって胸を抑えるくんさん
そう正直に言うと
ケラケラ笑うくんさん
あまりにも愛らしいベラを
撫でると直ぐにお腹を見せた。
そう言ってわしゃわしゃと撫でた
料理をするクンさんの背中は暖かい。
_
母さん)ありがとね。お母さん助かる
_
もう声なんて忘れちゃったけど
あの温かさはまだ鮮明に覚えている。















編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。