第11話

第8楽章 私は幸せ。
48
2024/12/02 07:40 更新
ODと自傷&嘔吐します。
苦手な方はスキップしてね。
















 






それでは、行きまーす。























あ、次の授業音楽じゃん。
ピアノ弾きに行こー。
音楽室に足を運ぶ。
…と言っても4階にあるので、そんなにすぐには行けない。
今なら、弾いたら誰かしらいい反応をしてくれる。
それがどれほど幸せかを私は分かる。
私は幸せ。私は幸せ。私は幸せ。
そう自分に言い聞かせ、音楽室へ向かう。
先生
あ、瑠璃、ちょっといい?
音橋瑠璃
音橋瑠璃
あ、はい。
音楽の先生に呼ばれる。
先生
部活の話なんだけど…
音橋瑠璃
音橋瑠璃
はい、〜〜でいいんじゃないですか。
先生
やっぱりそうよね、ありがとう
てきとうな話はてきとうに返す。
大事な話は大事な話で返す。
これはなんだかんだで大切だと思う。
なんて、考えていたら、音楽室に着いた。
音橋瑠璃
音橋瑠璃
ガラガラ~
糸井愛
糸井愛
あ、瑠璃、アンパンマン弾いてよ!
幡崎真都
幡崎真都
俺メガロバニアがいいっ!
なんだこいつら、小学生かよ。
これは、今だから分かる幸せ。
音橋瑠璃
音橋瑠璃
うん、待ってね。
ピアノの椅子に座り、ゆっくりとアンパンマンのマーチを弾き始める。
なんとなくアルペジオで繋ぎ、メガロバニアにする。
一応、絶対音感持ちなので、これ弾いて、って言われれば弾ける。
曲を覚えていれば…
幡崎真都
幡崎真都
おー!さすが瑠璃!
糸井愛
糸井愛
ほんと、イケメンだったわ。アンパンマン!
音橋瑠璃
音橋瑠璃
アンパンマンイケメンになったらちょっとやだなーww
そんな会話をする
幸せなんだ。
私は幸せ。私は幸せ。私は幸せ。私は幸せ。私は幸せ。私は幸せ。私は幸せ。私は幸せ。私は幸せ。私は幸せ。私は幸せ。私は幸せ。私は幸せ。私は幸せ。私は幸せ。私は幸せ。
そう、信じよう。
先生
はーい、始めるよー。
音橋瑠璃
音橋瑠璃
はーい
きっとしあわせ。
高望みはよくない。
生きてるだけでしあわせ。
きっとそうなんだ。
家に帰る頃には息が上がって、苦しくなっていた。
音橋瑠璃
音橋瑠璃
はぁ、はぁ、やだ…
音橋瑠璃
音橋瑠璃
私は幸せなんだよ。
音橋瑠璃
音橋瑠璃
あの頃に比べたらっ、ずっと幸せ。
音橋瑠璃
音橋瑠璃
幸せなのに…
気がつけば風邪薬に手を伸ばしていた。
音橋瑠璃
音橋瑠璃
っ…ゴクン
…もうちょっとなら、大丈夫だよね。
追加で5錠入れる。
合計で15錠飲んだ。
これで楽になることは出来ない。
でも、一時的に忘れることは出来る。
音橋瑠璃
音橋瑠璃
ぷはぁ~
音橋瑠璃
音橋瑠璃
あー、すっきりしたぁー
目の前にカッターが現れた!
コマンド?

▷切る    ▷切らない
もちろん切るよ。
音橋瑠璃
音橋瑠璃
わぁ〜、いっぱい刺さってるねぇ…
ぐさぐさと傷から血が流れる。
一緒に白い何かも出てくる。
音橋瑠璃
音橋瑠璃
フン、これくらいでいいか。
音橋瑠璃
音橋瑠璃
はぁ、すっきりしたぁー!!!
少し深い傷口から血が出てくる。
絆創膏で行けるかな?
音橋瑠璃
音橋瑠璃
ん、なんか、熱い…?
喉の奥がガンガン言っている。
とっさにトイレへ駆け込む。
音橋瑠璃
音橋瑠璃
っクハ、ケホン、ケホン、っ…?
…薬がそのままの形で5錠ほど出てきた。
それと、血もなんか出てきた。
音橋瑠璃
音橋瑠璃
ハァ、ハァ、苦しっ、かったっ…
血を見たらなんだか落ち着いてきた。
音橋瑠璃
音橋瑠璃
うぅっ…グスン
部屋に籠もる。
追加5錠分が無駄になった。
悔しかった。
楽になりたいだけなのに。
愛されたい。もっと大事にされたい。嫌われたくない。みんな好きでいたい。
そんな感情で手が汚れた。
こんな私、嫌いだ。
幸せなんだ。
いじめられてない。
ピアノも弾ける。
好きなものが隣にある。


幸せじゃないか。































絶対、幸せなのに。

プリ小説オーディオドラマ