第7話

第5楽章 空の青さと
52
2024/11/19 07:56 更新
通学中、ふと空を見上げてみる。
雲一つない青空が頭の上に広がっていた。
音橋瑠璃
音橋瑠璃
空って青いんだなぁ。
なんとなく上を向いて歩こうを歌う。
音橋瑠璃
音橋瑠璃
うえをむぅいてぇー あーるこーーう なみだがぁ こぼれぇーないよーおに
端から見たらただの変な奴だろう。
それでも、謳っていたい。
全部、忘れる為に。
自傷もODも単なる闇アピじゃしない。
痛いし、身体にも害が出る。
ただ、自分が苦しいのが可視化したり、痛いと生きてる事が分かるから。
可哀想だとか、頑張れよ、だとか…きっと悪意はないんだろうけど、
全部私にとって悪口に聞こえてくる。
かわいそうって思い、自分と比べる位、貴方は幸せなんだろう。とか、
頑張ってるのに、これ以上の事をしろ、って言われてるみたい。
苦しい、哀しい、淋しい…言葉って、なんて重いんだろう。
価値観なんて、みんな違うんだから分かり合うことなんてできないじゃん。
それなのに、簡単に呟いて傷つけてさぁ、






本当に訳が解らない。
音橋瑠璃
音橋瑠璃
おもいだすぅー はぁーるのひぃーー ひとーりぽっちのよるぅー
音橋瑠璃
音橋瑠璃
しあわせは そらのぉー 上にぃー
音橋瑠璃
音橋瑠璃
しあわせはぁー くものぉー うぅえにぃー
幸せが雲に上にあったら、地面からは見えないじゃないか。
それだけ幸せは掴みづらいのだろう。
みんな、幸せには成れないのだろう。
音橋瑠璃
音橋瑠璃
うえをむぅいてぇー あーるこーーう
音橋瑠璃
音橋瑠璃
なぁみだがぁ ごぼれぇなぁいよおうに…
勝手に涙が出る。
思い出す、夏の日。
私の人生で最も過酷だった、あの小2の時のことを思い出した。

すると、なんだか涙が出てきて気持ち悪かった。
過去は変えられないのに。
泣いても誰も気にかけてはくれないのに。
それでも
この一瞬だけでもいい
だから
音橋瑠璃
音橋瑠璃
っ…














私のことを
解って欲しい。

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