ため息をつく私の手元には先ほど作った美しくそれでいて儚い雪の結晶が浮かんでいる。
あら…失礼
自己紹介が済んでおりませんでしたね。
私シラユキ・スノードと申します。
そちらの世界の長毛種の猫のペルシャ猫というものに似ておりますわ。
自慢になってしまいますが…
私の通っていた学園の歴代トップに入る程のモテ女というものでございました。
まぁ…それは良いとして
いきなりですが私恋をしてしまったのです。
それも…
手遅れの恋を…
これは私がまだ学生だった頃の話
はじめてあったときはとても明るい子だと思った。
どの星よりも輝く一番星
今思えばそんな子でした。
廊下ですれ違えば誰よりも美しく明るい挨拶…
その挨拶には眩しいほどの笑顔が添えてありました…
その時は…
そう返してた覚えがある
他の人とは違う挨拶の顔
他の人は私への恋心がわかりやすく私が笑顔で挨拶するだけで大騒ぎ…
そんな、鳴かない珍獣が初めて人の前で鳴いた時のように…
それが恐ろしく気持ちが悪かったのです…
真っ白な雪の上には落とされたヘドロのように…
でも…彼は真っ白な雪の上には花を添えるように…
美しい笑顔で咲いていたのです
でも…その想いが恋なのだと気がついたのは卒業してから
父上が私のお見合い相手を連れてきたときです
もちろん父上の期待に応えようとしました
でも…無理だったんです
失礼かもしれませんがどうしてもあの笑顔が浮かんでしまったのです…
お見合いはお相手様の都合で破談となりました…
その理由が…
お見合い相手様が本当の運命の人に気づいたという
政略的には馬鹿らしいでしょう
でも、私は素敵だなと思いました。
破談をお見合い様から聞いたときつい聞いてしまいました…
元お見合い相手様はにっこり笑って「白雪さんならできます…いえ、もう答えはわかりきっているのではないのでしょうか?」
その人もわかっていたのでしょうね
そのまま、私が破談を受け入れ…
数カ月が立つ時でした












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。