〜あなたside〜
田中さんのおかげで
無事に体育館に入ることができ
練習を始めたけど……………
日向が
想像以上に
下手!!!!
影山「オイ!足止まってんぞ!!」
影山「昨日のサーブレシーブの反応どこに行った?!」
影山「もっと集中しろ!!!」
日向「うぅ…ずっとパスだけ…」
まぁ、影山の言いたいことすごく分かる。
でも、日向の言い分もわかる。
さっきからレシーブしかしてないもん。
スパイカーにとって1番楽しい瞬間は
スパイクを打つことだけだから。
田中「オイ、お前ら!!」
田中「………1つ言っておく」
3人「???」
田中「大地さんは普段優しいけど
怒ると凄く恐い。すごくだ。」
変人コンビ「?、知ってます。」
それは、もちろん私も存じております…()←
田中「この早朝練がバレたらやばい。
おれがやばい。…別にビビってるとかじゃない。」
あ、ビビってるんですね←
田中「とにかく、この早朝練を知っているのは
俺たち4人だけだからくれぐれも…………」
ガララッ
「おー!やっぱり早朝練かぁ」
えっ?!?!
菅原「オース!」
田中「スガさん?!なんでッッ!!」
菅原「だってお前、昨日明らかに変だったじゃん」
菅原「いつも遅刻ギリギリのくせに
鍵の管理申し出ちゃっりしてさ」
田中「え、あ、くっ……!」←
田中さん…………、
いつも遅刻ギリギリなんだ………
菅原「大丈夫大丈夫
大地には言わない!」
菅原「なーんか秘密特訓みたいでワクワクすんねー」
スガさん………やっぱり心広いなぁ
そうして、私たちは
限られた時間の中で練習を再開した。
田中「ラッシャァァァァァァイ!!!」
田中「おーし、絶好調っ〜!」
おぉ!さすが、先輩と言うだけのことはある。
それに、、
やっぱり影山はすごい。
初めて影山のトスを見たけど
天才って呼ばれることはある。
日向「俺もスパイク打ちたい!
俺にもトス上げてくれよ!!」
まぁ、さっきから日向はレシーブばっかりだもんね。
日向「お前、トス大好きなんだろ?!
じゃあ、俺にも上げてくれよ!!」
日向「1本だけ!試しに1本だけ!なっ?」
影山「…………………嫌だ。」
3人「?!」
あなた「……!」
日向「なんだよ、ケチか!!」
田中「そーだそーだ(棒)」←
影山「レシーブあってのトスと攻撃だ。
レシーブがグズグズのくせに偉そうに言うな。」
あなた「……………」
影山「土曜の3対3でもトスは極力田中さんに集める。」
日向「!」
影山「攻撃は田中さんに任せて
お前は足を引っぱらない努力をしろよ。」
日向「…………お、俺が満足に
レシーブできるようになったら」
日向「お前は俺にもトスを上げんのか」
影山「……”勝ち”に必要な奴になら
誰にだってトスは上げる。」
影山「試合中止むを得ず
お前に上げることもあるかもな。」
影山「でも、今のお前が」
影山「”勝ち”に必要だと思わない。」
日向「___!!」
あなた「…………」
影山「………それにレシーブは
そんな簡単に上達するモンじゃねーよ」
田中「感じ悪ッッッ!」
菅原「チョイチョイっと
上げてやりゃあいいのに」
影山「………そろそろ時間だ。片付けるぞ」
……………。
影山の言うことはわかる。
『勝つために役に立たない人に
トスを上げる必要なんてない。』
……影山と似た人と沢山ぶつかってきたから。
だからこそ、わかる。
でも、同じスパイカーとして………
いや、元スパイカーとして日向の言うこともわかる。
日向は今”勝ち”にこだわってるわけじゃない。
”スパイク”をするということにこだわってる。
………私にはどうにもできないか………
考えたってしょうがない。
だって、もう日向のように
”飛べない”私には
とやかく言う資格はないから________。
〜to be continuedー












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!