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第6話

# 姉妹水入らず
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2026/02/19 09:00 更新
 
白咲 由姫
白咲 由姫
  あなた ,これここに
置いちゃって大丈夫かな ?
白咲 あなた
  うんっ ,大丈夫だよ !  


お姉ちゃんに手伝ってもらいながらも荷解きを
始めて早30分 ,結構片付いてきた

2人だとやっぱり全然違うなぁ……
正直すっごく助かってるし

ていうか ,ここほんとに寮なの…… ?
広すぎじゃないかな……っ

  2LDKの作りの室内は ,本来ふたり用
なのかと思う程広々しているし ,キッチンも
お風呂もまるでホテルみたいだ

  その上全ての部屋に内鍵も付いていて……
随分と至れり尽くせりだ

女子寮の空きがないって言われた時はすごい
衝撃を受けたけど……お姉ちゃんは隣だし ,
部屋は色々すごいし……私恵まれてるなぁ

そんなことを思いながら ,残り少ない作業を
終わらせる

白咲 あなた
  よし……粗方終わったかな !  
白咲 由姫
白咲 由姫
  よかった…… !  
白咲 あなた
  お姉ちゃんほんとに助かったよ……
一人だったら今もまだやってたと思う
白咲 由姫
白咲 由姫
  全然いいんだよ
可愛い妹のためだもん !


そう言って微笑むお姉ちゃんの方が
可愛いし眩しいよ……っ

白咲 由姫
白咲 由姫
  それじゃあご飯にしよっか
もう遅いしレトルトでいいかな ?
白咲 あなた
  全然大丈夫だよ
何個かあるけど何がいい ?
白咲 由姫
白咲 由姫
  うーん……ハンバーグがいいかな  
あなたがいいならだけど……
白咲 あなた
  えっ私もハンバーグが食べたいって  
思ってたよ…… !


これは本当で ,手伝ってもらった手前遠慮
していただけで食べたかったんだ

白咲 由姫
白咲 由姫
  そうなの ?
ふふっ ,じゃあハンバーグにしよっか
白咲 あなた
  うん !  こういう時双子だなって  
感じるなぁ……
白咲 由姫
白咲 由姫
  私達って昔からこういうの  
多かったもんね


小さい頃どっちがいいか聞かれると必ず同じ
のを選んでいたのを思い出して懐かしくなる

お互い遠慮しがちな性格だから一人一つずつの
時は中々決まらなかったけど……あはは



ご飯を食べ終わり ,お姉ちゃんと一緒に
お風呂に入ってパジャマに着替える

お姉ちゃんのパジャマはないから私のを
貸した

白咲 由姫
白咲 由姫
  じゃあそろそろ私は部屋に  
戻ろうかな
白咲 あなた
  あ……ま ,待ってお姉ちゃんっ  


お姉ちゃんが立ち上がった所でパジャマの
裾を掴んで引き止める

反射的に振り返ったお姉ちゃんは驚いた
顔で首を傾げながら私のことを見ている

白咲 あなた
  今日は久しぶりに一緒に  
寝たいなって……


言ってる内になんだか恥ずかしくなって
だんだんと声が小さくなってしまう

もう三年生だし流石に嫌かな……
断られても仕方ないよね

そう思い直し諦めた時 ,お姉ちゃんは
にこっと天使のような微笑みを私に向けた

白咲 由姫
白咲 由姫
  このまま帰るの少し寂しいなって  
思ってたから嬉しいっ
白咲 あなた
  え……ダメじゃないの…… ?  
白咲 由姫
白咲 由姫
  ダメなわけないよ !  
一緒に寝よう ?
白咲 あなた
  えへへ……うんっ  


嬉しさで自分でもわかるくらい顔が
緩んでしまう

初日で少し心細かったんだよね……
ほんとに私はいいお姉ちゃんを持ったなぁ

そんなことを思いながらベッドを整えて
布団に潜り込み ,それに続くように
お姉ちゃんも私の隣に入った

白咲 あなた
  2人で寝るとあったかいね  
白咲 由姫
白咲 由姫
  ほんとだね……  


布団に入って眠気が来たのかお姉ちゃんは
うとうとしている

声も眠そう……私もすごく眠くなって来ちゃった

白咲 あなた
  お姉ちゃん ,おやすみ  
白咲 由姫
白咲 由姫
  うん ,おやすみあなた……  


そのやり取りを最後に 私達は微睡みの中に
落ちていった

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