そんなこんなで数週間経ったわけだが
気づかれなさすぎて、逆に笑うぞ
こいつ本当は仲間じゃなかったんじゃねぇの?笑
あー、ごめんごめん
今日も今日とて俺は絶好調である
え、コイツお前に冷たかったん?
好きなやつにちょっかいかける男子かよ
思春期か?
流石に数週間前やぞ
それはキツイだろ
こんなことで騙されるわけ…ない……
騙された!!
なんか、アホで安心した!
スタスタスタ
急ぎ足で廊下を通る"何か"をただただ冷たい目で見ていた
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目覚めると、薄暗いコンクリート製の部屋で俺はポツリと立っていた
動こうとしたら
どうやら俺は拘束されているらしい
暴れても、鎖同士が接触し合っているチャラチャラという音しか
この無機質な空間には響かない
これは面倒臭いことになったぞ
考えられることは2つ
・幹部として他国のスパイに人さらいにあったこと
・俺が自らここに来たか
絶対に後者はないな
俺はそんなにアホでは無い
じゃあ、他国のスパイか
少し遠くから歩く音が聞こえる
聞いたことがある音だ
俺の目の前には、見覚えのある影が
あぁ、俺の予想は大ハズレだったらしい
そう言った本の数秒の間に俺の首元には冷たいものが当てられる
あ、そっかバレたのか
この身体を使い、君たちを弄んでいた事が
あの日から、あの夢のような日から思い描いていた理想も
邪魔なやつをやっと消せたのに!!
ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙
イライラする!!
なんでこんな奴が"理想"のそばで笑っているのか
何故、こんな欠点しかないやつが!
なんで俺じゃないんだよ!!
クソが!
その言葉を聞いた鈴音は首元のナイフを下におろして話す
"だから、自由にやる。それでいいんや"
そういう彼女は晴れやかに笑った
その言葉を聞いた彼女は綺麗に笑い、
ザシュ
心底気味の悪い音がした
そしてコンクリートの冷たい部屋には彼女しか居なくなった
いつもと違うことといえば、彼女の白いチョーカーが少し汚れていたくらいだろうな
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ザッザザッザ
遠くから足音が聞こえる
夕日によって、あの赤は消されている
先程のことは相棒には分からない
1人悩める少女を見て、鈴音は少しの笑を零した
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はいはい、解説のヤコちゃんだよ〜!
この〜何かがおかしい〜の大まかな解説今からするね!
3話分?2話分?に出てくるヤコちゃんはAIロボットで
故障する度にデータをヤコちゃんの住処の神社で更新・修正するから
AIは自分は神社で神様に祈りを捧げていると、自己解釈して
AIロボット=神の使いである。自分はループしている。
と、勝手にデータを書き換えちゃったの!
で、毎回更新される命令・使命が「朝顔を幸せにしろ」って言うのだったから
それを神様からの命令だと勘違いして過ごして言っちゃうの!
だから、人に入り込むほどの力がない"俺"でも入れたんだよ
"俺"は猫ちゃんの探している誰かであり、その存在は鈴音にやられて無くなった
だから、猫ちゃんは何時までも成仏出来ない。
ずっと、みんなで一緒にいられるってことだね!
ちなみに、ヤコちゃんは自分からの命令がない間
AIがどう行動するかの、実験をしてたんだよ!
だから、ヤコちゃんは"俺"が入って行動がおかしくなったのにも気づかないし、
最後にどう処理されたかの、分からないよ
⚠️注意⚠️
この話について、よく分からない。または、誤字・脱字があると判断した場合は
ヤコにご連絡ください。
そして、その他の部分を自分で推理してヤコに提案していただけると、
めっちゃ嬉しいです!アンチは泣きます。(誰が憑依しているか分かったとか)
最後に、
この作品はまだ終わらないので、ご安心(?)を。
ネタ提供等もOKなので!
小説の更新を待ってくれる人がいると、
頑張れるよね!
乙ヤコ!
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!