ここは、本編と関係ありません。
おまけのようなものです。
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久しぶりに、みぞれは、自ら家を出た。
ただ静かに、ぼーっと"湖"を眺めている。
今、みぞれが居るこの湖の回りは、
謎の力が働き、いつも、美しい顔を見せてくれる。
みぞれは、この都市の穴場を知っていた。
…みぞれの耳は、ここじゃ、ほぼ確実に
聞こえない声を、拾っていた。
当然ながら、みぞれは驚く。
この場所を知っているのは、自分しか居ない、と。
そう思い込んでいたからだ。
実際、みぞれは、ここに来て、自分以外の人間を
見たことがない。
その答えは、案外簡単だった。
ヰトは、珍しく、目を輝かせていた。
少し笑いながら怒る、ヰト。
ヰトは、素朴な疑問を、みぞれに投げる。
みぞれは、そんなコトバを放った後、
初めて、満面の笑みを見せてくれた。
その笑顔を、夕日が優しく包み込む。
これから、どんな困難が立ち向かってこようと。
みぞれは、全てを受け入れる覚悟を、
決めてくれたのだった────。












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。