第10話

#6〈過去編〉
67
2026/02/24 10:00 更新
狼命ルキ
狼命ルキ
んあ〜、仕事多い…
狼命ルキ
狼命ルキ
でもこれで終わる!














プルルルル…プルルルル
黒神マキ
黒神マキ
あ、高階さんから電話だ
黒神マキ
黒神マキ
ごめんお兄ちゃん、ちょっと出るね
黒神マキ
黒神マキ
はい、黒神です
高階
[マキちゃん!]
高階
[政治家を殺したもう一体の憑从影を発見した!]
 
高階
人間が襲われてる!
高階
複数で群れてて僕一人じゃ危なくて!
高階
和光樹林公園なんだけど
 
高階
[今から来れないかな!?]
黒神マキ
黒神マキ
え…
黒神マキ
黒神マキ
和光樹林公園…ですか
黒神マキ
黒神マキ
(でも…今お兄ちゃんと…)
 
高階
うん!こいつらが比嘉先輩を殺した可能性もある!
高階
ここで逃がす訳には行かないから!
 
黒神マキ
黒神マキ
(パートナーからの緊急招集に応えるのは)
黒神マキ
黒神マキ
(絶対事項の一つ…)
黒神マキ
黒神マキ
わ、分かりました…すぐに向かいます
黒神マキ
黒神マキ
ごめん…お兄ちゃん…
黒神マキ
黒神マキ
高階さんに呼ばれちゃった
黒神ユウマ
黒神ユウマ
断れねーの?
黒神マキ
黒神マキ
え…?あ、うん…
黒神マキ
黒神マキ
ごめんね…せっかくマキの為に予定空けてくれたのに…
黒神ユウマ
黒神ユウマ
そうじゃなくて
黒神ユウマ
黒神ユウマ
夕方になったら雪降るんだぞ?
黒神ユウマ
黒神ユウマ
そんな寒さじゃマキ呪いで動けなくなんだろ?
黒神マキ
黒神マキ
大丈夫、絶対それまでには終わらせるから!
黒神ユウマ
黒神ユウマ
危なくなったら逃げろ。約束な
黒神マキ
黒神マキ
うん!約束!
黒神マキ
黒神マキ
じゃあ行ってくるね、お兄ちゃん!
黒神ユウマ
黒神ユウマ
誕生日会の準備して待ってるぞー

プルルルル…プルルルル
黒神ユウマ
黒神ユウマ
(俺のスマホも鳴ってるし)
黒神ユウマ
黒神ユウマ
(姉貴?買い出しか何かか?)
黒神ミレイ
黒神ミレイ
ユウマ大変なの!!
黒神ミレイ
黒神ミレイ
ハカちゃんがっ!!ハカちゃんがっ!!!
黒神ユウマ
黒神ユウマ
え…?













狼命ルキ
狼命ルキ
...“解除”
狼命ルキ
狼命ルキ
これ、割とまずいかも
狼命ルキ
狼命ルキ
...まだ1件あったし、ユウマの様子見ながら
狼命ルキ
狼命ルキ
早く終わらせよ
狼命ルキ
狼命ルキ
幸い、すぐ終わりそうな件だし
































三途川ハカ
三途川ハカ
……
三途川ハカ
三途川ハカ
何か言ってよ…
黒神ユウマ
黒神ユウマ
ああ…
黒神ユウマ
黒神ユウマ
博士…夜には来れるって言ってた…
三途川ハカ
三途川ハカ
うん…
黒神ユウマ
黒神ユウマ
傷…痛むか?
三途川ハカ
三途川ハカ
平気…
三途川ハカ
三途川ハカ
ママが守ってくれたから…
黒神ユウマ
黒神ユウマ
そっか…
三途川ハカ
三途川ハカ
私さえいなきゃ…逃げれたのに…
三途川ハカ
三途川ハカ
私さえいなきゃ…ママ…戦えたのに…
三途川ハカ
三途川ハカ
泣いてただけで…
三途川ハカ
三途川ハカ
何も出来なかったの…
三途川ハカ
三途川ハカ
冷たくなっていくママに…
三途川ハカ
三途川ハカ
ありがとうも言えなかった…
三途川ハカ
三途川ハカ
私さえ…私さえいなきゃ…!!
黒神ユウマ
黒神ユウマ
俺が…会わせてやる
三途川ハカ
三途川ハカ
え…?
黒神ユウマ
黒神ユウマ
おばさんの霊体
黒神ユウマ
黒神ユウマ
もう肉体から離れちまってたけど…
黒神ユウマ
黒神ユウマ
いつか絶対見つけ出して…
黒神ユウマ
黒神ユウマ
もう1回会わせてやる
三途川ハカ
三途川ハカ
ほんと…?
黒神ユウマ
黒神ユウマ
ああ…
黒神ユウマ
黒神ユウマ
だから“ありがとう”は
黒神ユウマ
黒神ユウマ
もう少し胸ん中にしまっとけ
三途川ハカ
三途川ハカ
うん…
黒神ユウマ
黒神ユウマ
つーか…
黒神ユウマ
黒神ユウマ
大切な人がいなくなるって…
黒神ユウマ
黒神ユウマ
こんな気持ちになんだな…
三途川ハカ
三途川ハカ
ユウ…マ…?
黒神ユウマ
黒神ユウマ
こんなに…辛くて苦しいんだな…
黒神ユウマ
黒神ユウマ
こんなのハカが…耐えられるワケねーよな…
三途川ハカ
三途川ハカ
ボケナス…
三途川ハカ
三途川ハカ
何であんたが…泣いてんのよ…


黒神ユウマ
黒神ユウマ
(おばさん…ほんとに命懸けで…)
黒神ユウマ
黒神ユウマ
(ハカを守ったんすね…)
三途川ハカ
三途川ハカ
耳から…離れないの…
黒神ユウマ
黒神ユウマ
……?
三途川ハカ
三途川ハカ
ママの最後の言葉…



三途川メグリ
三途川メグリ
ハ、ハカ…よく聞いて…
三途川メグリ
三途川メグリ
終わりが見えないこの争いを…
三途川メグリ
三途川メグリ
憑从影殲滅を成し遂げるのは…
三途川メグリ
三途川メグリ
ユウマ君かもしれない…
三途川メグリ
三途川メグリ
ハカ…ユウマ君を…守ってあげて…
三途川ハカ
三途川ハカ
うっ…うぅっ…
三途川メグリ
三途川メグリ
泣かないの…
三途川メグリ
三途川メグリ
辛い死が…希望に変わる瞬間だって…あるんだから…





黒神ユウマ
黒神ユウマ
何だよ…それ…
黒神ユウマ
黒神ユウマ
んなワケねーだろ…
黒神ユウマ
黒神ユウマ
希望なんか何処にもねーし…
黒神ユウマ
黒神ユウマ
俺なんか呪われまくってるだけで…
黒神ユウマ
黒神ユウマ
無価値で無意味な…
黒神ユウマ
黒神ユウマ
ただのガラクタでしかねぇ…!!!
三途川ハカ
三途川ハカ
それでもママは…そう言ったの…
黒神ユウマ
黒神ユウマ
……
三途川ハカ
三途川ハカ
あと…マキちゃんの誕生日なのに…
三途川ハカ
三途川ハカ
ごめん…
黒神ユウマ
黒神ユウマ
そんな事…考えなくて良いって…
三途川ハカ
三途川ハカ
マキちゃんといてあげて…
三途川ハカ
三途川ハカ
それと…コウ君とルキ君に…電話出来る?
黒神ユウマ
黒神ユウマ
…ん?あ、ああ
三途川ハカ
三途川ハカ
私とママを襲った憑从影の名前…
三途川ハカ
三途川ハカ
1体だけだけど聞いたの…
三途川ハカ
三途川ハカ
伝えて欲しい…
黒神ユウマ
黒神ユウマ
分かった
三途川ハカ
三途川ハカ
高階…茶色い髪で…20代くらいの男…
黒神ユウマ
黒神ユウマ
え──!?
黒神ユウマ
黒神ユウマ
た、高階──!!?



黒神マキ
黒神マキ
高階さんに悪気はないから
黒神マキ
黒神マキ
許してあげて
 
黒神マキ
黒神マキ
ごめん…お兄ちゃん…
黒神マキ
黒神マキ
高階さんに呼ばれちゃった



黒神ユウマ
黒神ユウマ
マ、マキが…
黒神ユウマ
黒神ユウマ
危ねえ!!!





















狼命ルキ
狼命ルキ
クッソ!
狼命ルキ
狼命ルキ
(最悪だ…こんな時に任務は入ってるし)
狼命ルキ
狼命ルキ
もっと僕が異能を鍛えてれば分かっただろッ!
狼命ルキ
狼命ルキ
早く終わらせて、行かないと
狼命ルキ
狼命ルキ
僕が着くまでどうか耐えてて…マキ!

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