次の日
困ったなぁ、あそこにたくさん個人情報が書かれてるんだけど……
ミンギュはふわって優しく笑いかけてくれた。
こういう優しいところ、、好きだな。
私はハナに抱きついた。
ピンポンパンポン
先生「イ・あなたは至急BTS教室まで」
ドックン……
嘘……本当は大丈夫なんかじゃない……
何をされるかわからない……
不安で不安で、たまらない、、
私は、みんなに偽物の笑顔を作って見せて、BTS教室まで歩いた。
BTS(生徒立ち入り禁止)
コンコン
初めて、この教室の前に立ったけど、何?生徒立ち入り禁止って。ここにいるやつも生徒でしょうが。
なんて、思っても無駄だな。
よしっ!!怖いけど……、入るしかない。。
私、別に何もしてないしね?
中から声がして私は自分の教室と名前を名乗った。
ガラッ
扉が開いて、前を見ると
チョン・ジョングクが立っていた。
チョン・ジョングクはそう言って私を部屋の真ん中にある椅子に誘導した。
チョン・ホソクがチョン・ジョングクに喋りかけた。
この部屋には、チョン・ジョングクと、チョン・ホソクと読書をしてるキム・ナムジュンだけだった。
ガラッ
生徒手帳?私の?
え、それだけ?あのBTSが?
私はぺこりとお辞儀をして、教室を去った。
廊下
うん、すごい意外だったな。
BTSって全員、傲慢で横暴でわがままな人だと思ってたけど、違った。
優しかったな。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!