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第1話

プロローグ
709
2024/07/03 05:54
フクロウから手紙を届けられ、私は有名な魔法魔術学校に入学することになった。

こういうのは本だけの世界だと思っていたけれど、実際にあるらしい。


ついに……、うちの子にも来たのね。
そうみたいだ……。
深刻そうに財布からお金を取り出す親を見て、なんだコイツら、と思った。
あなた、よく聞きなさい。
あなたのアッパは魔法使いよ。
あなた
ほーん。
今更だろう。私は幼い頃から知っていた。
反応薄いな。
あなた
そんなこと知ってるもん。
ソファでダラダラしながら、私は無気力に会話をした。
アッパは、おまえがいく学校と同じ学校に入学して卒業してる。アッパはレイブンクロー寮生だった。
あなた
かっこいい名前だね〜。
マグルの研究のために、街中を歩いていたら、そこでおまえのオンマと出会ったわけだ。
急に昔の2人のことを語り出したな……。
話されると長いからウンザリするんだよね。これで38回目だよ。いい加減やめて。
手紙が届いたのなら、今度はお買い物に行かないとじゃない?
杖だ。杖を買わないといけない。
それからローブと、教材と、ペットと……。
あなた
ペットも買うの?
そうだ。アッパはカエルを買った。今は死んでる。
まあ、カエルの寿命ってそんなもんだしなぁ。
美味かった。
あなた
……!?
流石に引いた。
悪食よね〜。
ニコニコして流すメンタルよ……。
あなたもカエルでいい?
あなた
ヤダ。
フクロウは肉食だから、猫とかがいいんじゃない?
フクロウの餌知ってる?
あなた
ネズミとかウサギでしょ。
そんなの持って来れないんじゃないの?
うん。猫でいいな。
あなた
白い猫がいい。
とりあえず見に行ってきなさいな。




うわ〜、見ない間にこんなに発展して……。
オンマはマグルなので、ダイアゴン横丁には行かせられない、とのことでした。残念残念。
あなた
おかしだ。
ひとつまでだよ。
あなた
後で見に行こーっと。
最初はどこ行くの?
教材を見に行きたいところだけど、ペットを選んでる時とか結構時間がかかるだろうし……。
少し考えたあと、アッパは指をさした。
あなた、あのお店で猫を選んできなさい。その次は奥にずっと行ったところ……杖を売ってるお店がある。そこへ行って、杖をもらうんだ。
あなた
はーい。
こっち終わったら向かうからな。
あなた
はーい。
アッパからお金をたくさんもらい、最初のお店へ向かった。




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最近ホグワーツ生のローブ着てるセブチ見ちゃって、ナンチャッテパロディを書こうとか思ってしまっただけです。

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