第40話

38
791
2024/04/08 12:31


今しかない、そう思ってしまった

断る理由がなくなったと思ったから


やのに…


鳳城
鳳城
…けどごめん、中途半端な気持ちで付き合いたくないねん


いつまで経っても一途に想い続けとる千隼を見とるのに、私の心はまだ静まらへん


東雲
東雲
それでもええっ、それでもええから!!
絶対好きにさせたるからっ…、!


好きにさせる方法なんて思いついとらんけど、それでも、その覚悟があるぐらい千隼が好きやねん…

ああ、私職場で何してんねやろ…⠀笑⠀


鳳城
鳳城
ほんっっまにごめん!!!


結局何もかもあなたには敵わんやんっ…

そんな自分が惨めで、どうしようもなく悲しくて涙が溢れ落ちて来た


鳳城
鳳城
ちょっ、ごめん、、
咲良とは友達でおりたい、親友やろ、?


普通なら友達、親友でおれるだけでもマシなはずやのに

今の私にはその言葉が一番聞きたくなくて、勝手にムカついてしまって


東雲
東雲
ほんっまに千隼は何もわかっとらんねん!!!
あなたなんか千隼が思うような人やないねん!!!

あれだけイケメンに興味ないとか言っとったのにアイドルと付き合っとるし弄んどるし!!男に目がないねんっ!!!!


なんてことを言ってしまった

半分そう思っとったし半分思っとらんかったし…
もうどうすればええのかわからなくなってしまった


鳳城
鳳城
…僕からしたら咲良の方が思ってた人とは違うけどな


そう言って千隼は荷物をまとめて帰っていった


東雲
東雲
…ほんまに馬鹿、、⠀泣⠀


プリ小説オーディオドラマ