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第17話

#14 近づかないで
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2026/02/18 09:30 更新


【──宮益坂女子学園 2-B】








鳳 えむ
鳳 えむ
──え!?そんなことがあったの〜!?
鳳 えむ
鳳 えむ
あたしにも言ってくれたら助けにいったよ〜!?
(なまえ)
あなた
あはは、やっぱりえむちゃんならそういうよね
日野森 志歩
日野森 志歩
鳳さんも鳳さんで身体能力すごいからな…
日野森 志歩
日野森 志歩
ちょっと相手を木っ端微塵にしないか心配だったから
鳳 えむ
鳳 えむ
呼ばれなかったのそんな理由だったの!?
日野森 志歩
日野森 志歩
いや流石に違うけどね??
鳳 えむ
鳳 えむ
でも、みんな無事でいてくれて良かった〜!
日野森 志歩
日野森 志歩
それはホントにそうだね
(なまえ)
あなた
まさか、私があれほどまで恨まれてるとはね〜…
(なまえ)
あなた
今後から気をつけないと…
日野森 志歩
日野森 志歩
というか
日野森 志歩
日野森 志歩
咲希がここにこないの、珍しいね


志歩ちゃんがそう言った瞬間、私たちは咲希ちゃんのいる方向に顔を向けた。


咲希ちゃんは、珍しく自分の席で黙々と小説を読んでいる。

(なまえ)
あなた
…咲希ちゃんが自分から小説を読むなんて、ありえるかなぁ
日野森 志歩
日野森 志歩
確かに、咲希は小説読んでるイメージ
とかないかも
鳳 えむ
鳳 えむ
いっつもあたし達に話しかけにきてくれるのにね〜…
(なまえ)
あなた
…ちょっと私、声かけてこようかな
日野森 志歩
日野森 志歩
うん、いいんじゃないかな
日野森 志歩
日野森 志歩
なんか落ち込んでるみたいだし…
鳳 えむ
鳳 えむ
咲希ちゃんはあなたの下の名前ちゃんのこと大好きだもんね!
鳳 えむ
鳳 えむ
話しかけたらきっとハピハピわんだほ〜い!!になってくれるよ!
(なまえ)
あなた
ふふ、なにそれ笑


そうして私は咲希ちゃんのもとへと足を運んだ。


咲希ちゃんの顔を覗き見てみると、なんだか暗い表情のようだった。

(なまえ)
あなた
(……何かあったのかな?)
(なまえ)
あなた
咲〜希ちゃんっ!
天馬 咲希
天馬 咲希
ひゃっ……
(なまえ)
あなた
(…いつもよりもリアクションがかなり控えめだなぁ)
(なまえ)
あなた
ねぇ、咲希ちゃん
天馬 咲希
天馬 咲希
う、うん……何…?
(なまえ)
あなた
何か、悩んでることとかない?
天馬 咲希
天馬 咲希
!!?
(なまえ)
あなた
天馬 咲希
天馬 咲希
……特には、ないよ
(なまえ)
あなた
誤魔化したってすぐ分かるよ
(なまえ)
あなた
今、口籠ったでしょ
天馬 咲希
天馬 咲希
…………!
天馬 咲希
天馬 咲希
ほ、本当になんでもない…よ!
(なまえ)
あなた
……む〜!!
(なまえ)
あなた
なんで言わないの!?
(なまえ)
あなた
いつもより、確実にテンション低いし…
天馬 咲希
天馬 咲希
…………
天馬 咲希
天馬 咲希
……あ
天馬 咲希
天馬 咲希
アタシに、あんまり近づかないで…!
(なまえ)
あなた
………え?
(なまえ)
あなた
そ、そんな……
(なまえ)
あなた
な、何をいってるの?咲希ちゃん…!
天馬 咲希
天馬 咲希
だ、だからっ!
天馬 咲希
天馬 咲希
アタシに、近づかないでってば!!
(なまえ)
あなた
…………
(なまえ)
あなた
えっ、でも、な、なんで…?
(なまえ)
あなた
私……何か悪いこと、しちゃってた…?
天馬 咲希
天馬 咲希
…………っ!
(なまえ)
あなた
……ご、ごめんね
(なまえ)
あなた
私…席に戻るね……!


そう言って、私は後ろに振り向いた。


……あれ、おかしい…な?


目から……汗が………!

日野森 志歩
日野森 志歩
………あなたの下の名前
日野森 志歩
日野森 志歩
大丈夫……じゃないよね
(なまえ)
あなた
……私、きっと何かしちゃってたんだ
(なまえ)
あなた
そうじゃないと…優しい咲希ちゃんに
突き放されるなんてことないもん…!
鳳 えむ
鳳 えむ
………あなたの下の名前、ちゃん…
鳳 えむ
鳳 えむ
大丈夫だよ…!あなたの下の名前ちゃんが、何か
しちゃってるわけないもん……!
(なまえ)
あなた
……ごめん
(なまえ)
あなた
今は、一人になりたいかな…
日野森 志歩
日野森 志歩
…………


──その後、何も手につかなくなった私は
早退することになった。


なにが、ダメだったのかな?


どうしたら、こんなことにならなかったのかな…?


なんも、わかんない…わかんないよ……!








【──志歩side】









天馬 咲希
天馬 咲希
…………


──あなたの下の名前が早退した後も、咲希は黙々と
小説を読んでいた。


まるで……何も起きてなかったみたいに。


そんな咲希の姿に、私の足は…
自然と、そちらの方へ動いていた。

日野森 志歩
日野森 志歩
………ねぇ、咲希
天馬 咲希
天馬 咲希
………っ!!?
日野森 志歩
日野森 志歩
あんな事してさ……
日野森 志歩
日野森 志歩
一体、どういうつもり?





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