月島side
何となく雰囲気的には分かってた
あなたは僕らとは違う世界の人なんじゃないかって
でも聞けなかった
聞いたら今の関係が崩れるような気がして仕方なかった
無性に気になってしまった
もう二度と会えなくなるわけじゃないかもしれないのに、何故か会えなくなる気がして
また会えるのかもとか変な期待して
もう会えないとか変な想像して
そんな自分に腹が立った
呪術師と、非呪術師の関係、か……
友達とか知り合いの類でもない
広すぎる関係
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涙目の澤村さんが無理にあなたに笑顔を向ける
今見ればみんなも涙目になっている
不意な言葉にあなたも涙目になる
次々とみんな一言ずつくらい述べてく
いやこの場の誰よりも泣いてるよ王様
絶対実感してきてるよね?
あぁ……多分これ最後僕か……
やだな、言いたくないな、終わらせたくないな
これであなたと離れ離れ?
明日からはあなたがもう居ない?
そんなこと考えたら、気が気じゃなくなった
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!