クロロさんは当たり前のことを言っているかのように
顔色一つ変えずに言った。
さっきも似たようなこといわれたな?
沈黙やめて。
…いいんだ……
全部気になる。
思い出したくないけど。
忘れたくない。
矛盾かもしれないけど…
いや、気になるとこ…そこ!?
どうやら私はとんでもないことを言ってしまったらしい。
しばらく、沈黙が続いてしまった。
クロロさんは急に立ち上がり
私の方へ歩いてくる。
クロロさんに肩を掴まれる。
痛い…力が強すぎる…
いや、今肩掴まれて
痛みで肩が取れそうなんですけど…
クロロさんは部屋を出ていってしまった。
あの人の考えていることが…
全くわからない。
一体何が目的なんだ…
部屋に残されたのは…シャルナークさんと私…
やべ、つい本音が…
ん?ディスられてはないよな?
…これは
お世辞を言わないと◯ぬやつか…
うん、もちろん思ってない
…やべ…本心かよ…
またお世辞だったら◯ぬかもだし…
なんか私が変なこと
言ってるみたいじゃん!
本心だぞ!本心!
そうだった…私ネックレスの
せいで…一回◯ぬのか。
ああ…やってしまった…
私は今、
二度と出れない蜘蛛の巣に
ひっかかってしまったらしい。













編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。