第15話

15 襲来の合図
19
2026/03/17 12:30 更新


ヒース
ヒース
さぁ、楽しい狩りの始まりだ!!



ヒースの声を合図に黒煙の中から剣や槍を持った子供たちが飛び出してくる。






子供達は不気味な笑みを浮かべており、誰一人目に光を宿していなかった。









ハーデン
ハーデン
みんな下がって!!

ハーデンは懐から銃のようなものを取り出し、高台を降りて子供達の方へ走っていく。











マリーとジニアも同じように銃を取り出して子供達を撃っていく。










撃たれた子供たちは力が抜けたように倒れ込んでしまう。






ヒース
ヒース
はっ
その程度の攻撃で俺を倒せると思ってるのか?
ヒース
ヒース
カワイイ子供達はまだまだいるぞぉ?
    

ヒースの言葉の通り、子供達の数は減るどころか増え続けている。







マリー
マリー
きゃっ!


ジニア
ジニア
マリー!!


1人の子供の攻撃がマリーの肩に直撃する。






マリーは出血した肩を必死に押さえている。




うり
うり
おい、こっちにも来るぞ…!
マリーが負傷した事により手薄になった方向から、
子供達がメンバーめがけて走り込んでくる。











1番マリーの近くにいたるなのすぐ側まで剣を持った子供が迫っていた。







(なまえ)
あなた
るなさん危ないっ!
るな
るな
わっ!



あなたの名前がるなを庇い、髪一発で攻撃を避ける。





(なまえ)
あなた
大丈夫ですか?
るな
るな
あなたの女子組への呼ばれ方、ありがとう…!





じゃぱぱ
じゃぱぱ
ハーデン!
俺たちも手伝う!


ハーデン
ハーデン
でも…!
 

たっつん
たっつん
あんたら2人でどうにかできる相手じゃないやろ
なおきり
なおきり
こっちは大切な仲間に手出されちゃってますから、ね?
ゆあん
ゆあん
このまま何もしない方が嫌だ!
どぬく
どぬく
そうそう、俺たちに出来ることなら何でもする!





メンバー達の決意にハーデンとジニアは目を合わせて頷く。



ジニア
ジニア
高台の上に僕達のと同じ銃の予備がある
それを使ってくれ!
もふ
もふ
分かった!まかせろ!


そう言うともふは高台へ登り、銃をみんなに投げ渡す





えと
えと
ねぇ、バットで応戦しちゃだめ?
うり
うり
こんな時にもバットぉ!?

ハーデン
ハーデン
俺たちが使ってるのは麻酔銃だ
うり
うり
えっそうなの?
シヴァ
シヴァ
ほんとだ、銃口に細工がある
ハーデン
ハーデン
撃たれた子供達は寝てるだけなんだ
ひろ
ひろ
どうりで撃たれてからの脱力が早かったのか…


ハーデン
ハーデン
この子達も元は俺たちの仲間
ハーデン
ハーデン
だから絶対に傷つけないでくれ!


えと
えと
そういうことね…
じゃあバットはお預けにするわ
ハーデン
ハーデン
そうしてくれっ!

じゃぱぱ
じゃぱぱ
よし、俺たちも参戦するぞ!
じゃぱぱ
じゃぱぱ
のあさんとるなはマリーを安全な所へお願い!
のあ
のあ
分かりました!
るな
るな
了解です!
のあ
のあ
マリー大丈夫ですか、?
のあ
のあ
ゆっくりでいいからこっちへ
るな
るな
早く安全なところに行きましょ



のあとるなはマリーを支えながら地下室へ向かう。











たっつん
たっつん
はっ!おりゃ!
ゆあん
ゆあん
よし!いいぞ!
なおきり
なおきり
当たれ!よし!
 
メンバーの加勢により、子供達の人数が減ってきた。









(なまえ)
あなた
(あの子達が元々ハーデン達の仲間だったって事は、ヒースっていうあの人が黒幕…?)


(なまえ)
あなた
(だったら…)
(なまえ)
あなた
(あいつを倒すまで…!)



ハーデン
ハーデン
ちょ、あなたの名前!?
危ないよ!!

えと
えと
大丈夫、
あの子ああ見えてちょー強いから
うり
うり
そうそう、武術じゃあなたの男子組への呼ばれ方に勝てるやつはいないよ


当のあなたの名前はすごいスピードでヒースの元へ走っており、襲いかかってくる子供達も軽々と避けて麻酔銃を撃っている。




ハーデン
ハーデン
そういう問題じゃないんだ…

えと
えと
それってどういう…
ハーデン
ハーデン
あなたの名前!
今すぐ戻ってこい!



ハーデンの叫びはあなたの名前には届かない。





ハーデン
ハーデン
間に合ってくれっ
うり
うり
えっちょ、ハーデン!?



ハーデンはあなたの名前を追いかけて子供達がたくさんいるところに突っ込んでいく。












じゃぱぱ
じゃぱぱ
ここは俺たちで何とかするしかないみたいだな!
どぬく
どぬく
だな!
シヴァ
シヴァ
よーし、やってやるぞ
ひろ
ひろ
こっちも頑張るぞ


もふ
もふ
ジニア、後ろは任せるよ
ジニア
ジニア
あぁ、もふも頼んだぞ




メンバー達が応戦している間に、あなたの名前は
ヒースのすぐ近くまで来ていた。





ヒースはまだあなたの名前の存在に気づいていない。













あなたの名前は眠らせた子供から調達した剣を握る。


(なまえ)
あなた
(今ならいける!)


直後、あなたの名前は影から飛び出し、ヒースに斬りかかる。




(なまえ)
あなた
はっ!



ヒース
ヒース
…!

ヒース
ヒース
この俺に傷をつけるとはなかなかやるな


ヒースは肩から血を流しながらも下を向いたまま不気味な口調で言う。


ヒース
ヒース
でも君…





ヒース
ヒース
自分が何してるのかわかってないでしょ




(なまえ)
あなた
どういう意味?


ヒース
ヒース
君は新人らしいからね、説明してあげる


ヒースは笑みを浮かべて楽しそうに話し出す。


ヒース
ヒース
あの子供達は俺の手下でもあり君らの人質でもある
ヒース
ヒース
だって元々は君たちの仲間なんだから


ヒース
ヒース
だから君たちは子供達を殺せないし
俺を殺すことも出来ない
ヒース
ヒース
だって俺を攻撃してきたら俺が子供達を殺すからね


(なまえ)
あなた
…!!


ヒースの言葉にあなたの名前は息が詰まる。


ヒース
ヒース
まぁ君は新人さんだから今回だけは特別に見逃してあげる〜





あなたの名前は安堵のため息を漏らす。




ヒース
ヒース
今度からは容赦しないから
ヒース
ヒース
わかった?


そこで初めてあなたの名前の顔をしっかり見たヒースの笑みは消え、驚きの表情を見せる。



ヒース
ヒース
ちょっとまって…
ヒース
ヒース
その顔…


ヒースはあなたの名前の方へとどんどん歩き詰めていく。




反対にあなたの名前は思わず剣を強く握り直して後ずさる。




(なまえ)
あなた
なっ、なに、?


ヒース
ヒース
顔だけじゃない、声も仕草も…!



ヒースは顔を真っ赤にして震えた声で呟く。






ヒース
ヒース
お前…

























ヒース
ヒース
"アスター"か?

プリ小説オーディオドラマ