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第7話

悪夢
37
2025/11/14 14:46 更新
昔から知り合いだと言う彼と生活して半年以上たった。




病院より後の事は覚えているのに、
それより前の事はいまだに思い出せない。




少しそれでもいいかとも思いだしている。








こんなにも親切にしてくれて優しい人がそばにいて、
私はそれ以上に望む物は正直ないんじゃないかと思った。











テソン
テソン
ただいまっ!





今日は遅くなるって言ってたから驚いてうまく声にならなかった。













テソン
テソン
ご、ごめん。びっくりしたね(笑)
今日も何も不自由な事なくすごせた?









うん、うん。と頷いてみせた。










テソン
テソン
はぁ…よかった〜
帰ってあなたの顔みたら安心してお腹減った〜












長らく料理もしていないし食材もない…







あなた
ご、ごはん、どうしよう…
テソン
テソン
出前とりましょうか!
あなたの好きな物と僕の好きな物♪









彼は私に何かしろと言うわけでもなく
いつも合理的な物を選んでくれる…

それが時折とても申し訳なく感じる。










あなた
お金…
テソン
テソン
ん?気にしなくていいですよ
あなた
でも…
テソン
テソン
その為に僕は働いてますから








そう言われると何も言えない。















テソン
テソン
あ!たまには散歩がてら買物にでも行こうか?








そういえば長らく外に出てない。






彼の案に賛同した。










あなた
久しぶり…
テソン
テソン
たまには息抜きにね♪












久しぶりの外の空気は新鮮で、
何気ない買物だったけど楽しかった。





なにより彼も嬉しそうだった。








テソン
テソン
えっ…










彼の顔が曇ったような気がした。











あなた
どうかした?
テソン
テソン
いや、僕、疲れてるんですかね…











そそくさと家に入るように促された。












あなた
久しぶりに外に出れて楽しかったな〜










なんだか難しい顔をする彼。





私、変な事言ったかな…



















その日もテソンは遅くまで仕事をしていた。




邪魔しちゃ悪いと思い私は先に寝室に入った。



















あなた
おやすみ、テソン


















独り呟いて眠りについた。





























信号の向こうにテソンがいる!






また行こうねって言ったから外に連れてってくれたんだ!





私は嬉しくてテソンに手を振る。


















『なんで、お前なんだよ、死ねよ』































あなた
テソンっっっ!!










私は驚いてベッドから落ちた…。
















テソン
テソン
あなた?









大きな音と震える私に驚く彼…








なんて言えばいいかわからなくて、
見た夢をそのまま伝えた…










テソン
テソン
怖かったですね…
でも、あなたは今ここに生きてるよ。
大丈夫、僕がいるから











そっと背中を撫でてくれる彼の腕の中で
私はただ、ただ、泣いて彼を困らせた。
















テソン
テソン
大丈夫、僕が守るから

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