体力も限界だった
でも走らなきゃ……逃げなきゃいけない…
これ以上私の“個性”で人を殺したくない…!
しばらく走って見えてきたのは
施設から出るには壁を超えるか出入り口を通るか
逃げてきた私にある選択肢は前者のみ
バンッ
私は持っていたアサルトライフルを撃った
私が実験してた一酸化炭素の銃弾
範囲は狭くなるけど一定時間そこにとどまってくれる優れもの
ぽつりと呟いて助走をつける為に数m下がる
私は壁の1番上を掴みそのまま下へ降りてまた走る
「おい!いたか!!」
「いないっス!!」
「なんだこれ…!」
誰かが一酸化炭素にかかったっぽい
……にしてもうるさいなぁ…
ほぼ棒読みで謝った後近くの木に登る
本当は施設のやつのスコープが怖くてしたくはなかったけど……麻酔弾をスナイパーライフルに入れ、施設のやつの頭を狙う
バンッ
撃った後、少しだけ観察し木から降りてまた走る
施設の人間が追って来ないことを願って
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どうも!この話に関しては書き起こしてないです(笑)
…というよりこの話は出久たちのUSJ事件のあとです
あなたちゃんのプロローグ?的な感じです
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。