前の話
一覧へ
次の話

第7話

十夜side
150
2020/05/31 08:08
あなた

はあ…はあ…はあ…

体力も限界だった
でも走らなきゃ……逃げなきゃいけない…

これ以上私の“個性”で人を殺したくない…!
しばらく走って見えてきたのは
あなた

壁…

施設ここから出るには壁を超えるか出入り口を通るか
逃げてきた私にある選択肢は前者のみ
バンッ
私は持っていたアサルトライフルを撃った
私が実験してた一酸化炭素の銃弾
範囲は狭くなるけど一定時間そこにとどまってくれる優れもの
あなた

施設ここの人間は大体、一酸化炭素なんて慣れっこでしょ?

ぽつりと呟いて助走をつける為に数m下がる
あなた

じゃあね、腐った世界の1部

私は壁の1番上を掴みそのまま下へ降りてまた走る
あなた

はあ……はあ……はあ……

「おい!いたか!!」

「いないっス!!」

「なんだこれ…!」
誰かが一酸化炭素にかかったっぽい
……にしてもうるさいなぁ…
あなた

ごめんなぁ

ほぼ棒読みで謝った後近くの木に登る

本当は施設のやつのスコープが怖くてしたくはなかったけど……麻酔弾をスナイパーライフルに入れ、施設のやつの頭を狙う
あなた

大丈夫やで、死にはせんからな

バンッ
あなた

(響くなあ音…)

撃った後、少しだけ観察し木から降りてまた走る
施設の人間が追って来ないことを願って
























┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

どうも!この話に関しては書き起こしてないです(笑)
…というよりこの話は出久たちのUSJ事件のあとです

あなたちゃんのプロローグ?的な感じです

プリ小説オーディオドラマ