第13話

本編第4話「無理は禁物」
1,341
2022/10/09 13:37
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朝ご飯もいつもより多めに食べられたし
体調も今のところ問題はないということで、
院内学級に行っていいと先生に言ってもらえた。

そんなわけで、音ちゃんと並んで廊下を歩いている。
まだ院内学級に行ける年ではない2人は、
プレイルームに遊びに行っている。

早く4人で勉強できるようにならんかなぁ...!
音羽
ねーennちゃん院内学級楽しみやなっ!
タロー先生元気かな?
今日は何するんやろ、算数かな?
enn
ちょっ、音ちゃん落ち着いてw
久々で嬉しいのはあたしもそうやけど...
実は、2人とも院内学級に行くのは数日ぶりのことだった。
音ちゃんは熱を出して寝込んでいたし、
あたしは治療のクールだった。

だから、久しぶりに許可が下りてすごく嬉しい。

でもはしゃぎすぎるといつも振り返してしまうから、心配...
音羽
だって楽しみなんやもんー!
早く行こ.....ケホッ..ゴホッ...っ!
enn
音ちゃんっ!!
案の定、話しすぎたのか咳き込んでしまった。
enn
大丈夫?
病み上がりなんやし、無茶したらあかんって...!
音羽
む、無茶なんかしてない...ケホッ...もん...!
enn
ほら、咳出てるやん!
このまま教室行っても帰らされるで?
音羽
でもぉ...
enn
熱なんか出したら、またしばらく行けやんくなるで?
音羽
うぅ〜...
分かった...
頬を膨らませつつだけど、頷いてくれた。
音ちゃんが嫌なのももちろんやけど、
あたしだって1人で勉強なんて嫌だった。
enn
ん、よろしい!w
苦しいとか吐きそうとか無い?
音羽
だいじょぶ!
ずっと一緒に過ごしてきたからか、
いつの間にか音ちゃんの症状も分かっていた。
嬉しいような、悲しいような。

とりあえず嘘はついていないようなので、
無言なのもなんだし妥協案を。
enn
じゃあさ、喋るのは教室に着いてからにして、手繋いで行こ?
音羽
うんっ!
ぱあっと明るい笑顔に変わる音ちゃんを見ると、
無邪気で可愛いな、と思う。
音ちゃんを見慣れていない人だと、当てられてしまうかもしれない。

友達として、家族として、ずっと一緒にいたい。
そしていつか病院の外に出たい。

そんなことを思いながら、固く手を結んで歩く。








...その姿をこっそり見ていた2人の看護師さんが顔を見合わせてニコニコしていたことは、誰も知らない...
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ここまで読んで下さって、ありがとうございました!

今回はできるだけ急いで投稿できるように心がけました...。
来週からテスト期間なので、すこーし急ぎめで...w

最近の悩みは色んな小説を読ませて頂きながら研究しているのですが、咳の書き方が難しいということです...
こんなのどう?というご意見があればぜひお願いします!

リクエストもお待ちしてます♪

ちょっと短いですが、ここまでとします!
また次回もよろしくお願いします!
あと、最後にアンケートを一つ。

なんというか、自分で読んでいても早く進みすぎているというか...
あまり、出来がいいと思えないです。

皆さんの目線から見ると、どんな感じですか?

アンケート

正直言って、この小説って面白いですか...?
あんまり面白くない...満足できない
16%
面白いけど、もう少し変えるともっといいかも?
33%
面白い!特に言うことなし!
51%
投票数: 417票
改善が必要だと思われた方は、
コメントでご指摘下さいましたら幸いです。

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