第13話

オンニと生きていく
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2025/02/14 12:24 更新
あなたの下の名前side


結婚相手から電話があり、すぐ家に帰った。
なんの安心も、思い入れもない、ただ大きくて綺麗なだけの家。

(なまえ)
あなた
帰りました...
結婚相手
おせえよ!!どこ行ってたんだ?
ほかに男でもいんのか?
アルコールが入ると気持ちのコントロールができなくなるこの人。
酒臭いままわたしに近づいて来る。
(なまえ)
あなた
んっ、、
無理矢理唇をわたしの唇に押し当てて来る。
(なまえ)
あなた
やだっ、、
オンニ、、助けて、。
オンニ、、。


口には出さないけど、心の中で何度も何度もナヨンオンニの名前を呼んだ。


いつもは絶望的な、死にたい気持ちになるけれど、
またオンニに会いたい、オンニと話したい、
その一心で耐え続けた。


こんなことに負けない。


そう思うことができたのは紛れもない、ナヨンオンニのおかげ。

この恐怖の時間を終えるといつも早く汚れを流したくて、浴室に向かうんだけど、今はただナヨンオンニの声が聞きたかった。


脱衣所に入り扉を閉めると、力の入らない手でなんとか電話をかける。
ナヨン
ナヨン
📞あなたの下の名前、!大丈夫、?
(なまえ)
あなた
📞、、、オンニ...
ナヨン
ナヨン
📞痛いことされてない?
オンニの声を聞いただけで「生きてる、大丈夫」ってそう思った。ほっとした。
(なまえ)
あなた
📞うん、平気
ナヨン
ナヨン
📞ほんとに?
(なまえ)
あなた
📞ごめん、疲れてるのにオンニも
ナヨン
ナヨン
📞あなたの下の名前、、ずっと一緒にいたい、泣
ナヨン
ナヨン
📞なんでわたしじゃないんだろうって、泣
ナヨン
ナヨン
📞わたしなら傷つけたりしないのに、、なんでわたしはあなたの下の名前の帰る場所じゃないんだろう、、泣
ナヨン
ナヨン
📞なにもしてあげられなくてごめんね、、泣
(なまえ)
あなた
📞一緒にいたい、、わたしも
(なまえ)
あなた
📞それと、オンニはいてくれるだけでじゅうぶん、
(なまえ)
あなた
📞なにもしてあげられてない、なんてありえないから
ナヨン
ナヨン
📞一緒に暮らしたいっ、、泣
毎日少しでも顔を見たい、、泣
(なまえ)
あなた
📞、、、オンニ...
ナヨン
ナヨン
📞あなたの下の名前と一緒に暮らしたいの、、泣
(なまえ)
あなた
📞、、、わかった
ナヨン
ナヨン
📞えっ、?
(なまえ)
あなた
📞ちょっと時間かかっちゃうかもだけど、そうする
ナヨン
ナヨン
📞無理しないで、、?
(なまえ)
あなた
📞オンニがそう思ってくれてるの嬉しいから、
ナヨン
ナヨン
📞でも、、、
(なまえ)
あなた
📞ねえどっち?笑
ナヨン
ナヨン
📞絶対無理だと思ったから、、
(なまえ)
あなた
📞オンニがしたいこと、全部したい、わたしも
ナヨン
ナヨン
📞でもあなたの下の名前、無理だけはしないで、?
(なまえ)
あなた
📞うん、分かった
ナヨン
ナヨン
📞次、いつ会える、?
(なまえ)
あなた
📞明後日また練習があるからその後は?
ナヨン
ナヨン
📞うん、2日後ね。
(なまえ)
あなた
📞ありがと、オンニ
ナヨン
ナヨン
📞またシャワー出たらメッセージ入れて?
(なまえ)
あなた
📞うん、そうする
いつもなら恐怖で震えが数時間止まらないくらいなのに、電話越しでもオンニの声を聞いただけでこんなにも安心できる。


消えたい、死んでしまいたいと思っていた頃の自分とは違う。


オンニはわたしの生きる理由。生きる希望。


そしてわたしは心に大きな決断をした。
この家を出る。


ここを出て、ナヨンオンニと生きていく。



シャワーを浴びながら、オンニの言葉を思い出していた。
「あなたの下の名前と一緒に暮らしたい」
そう涙声で伝えてくれたオンニの言葉。
そう思ってくれてることだけで心が軽くなる。
(なまえ)
あなた
オンニってほんとすごい、



また2日後、オンニに会える。
わたしは大丈夫。
オンニと生きていく。

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