第67話

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2026/02/12 11:02 更新
いつの間にか時は流れて仮免試験当日

凪たちはバスに揺られて、会場の国立多古場競技場に来ていた

耳郎「うう、緊張してきた〜」

峰田「試験って何やるんだろう、はあー仮免取れっかな〜うおっ」

相澤「峰田、取れるかじゃない取ってこい」

相澤先生が峰田の目線に自分の目を合わせて圧をかける

峰田「うぉお、も、もろちんだぜ!」

相澤「この試験に合格し仮免許を取得出来れば、お前ら卵は晴れてひよっこ、セミプロへと孵化できる。頑張ってこい」

上鳴「っしゃー、なってやろうぜひよっこによお!」

切島「いつもの一発決めていこうぜ!せーの、プルスっ」

「ウルトラァ!」

びっくりした!

他校の人が、切島の掛け声に合わせてプルスウルトラする

「勝手に他所様の円陣に加わるのは良くないよ、イナサ」

イナサ「っああ、しまった。どうもっ大変失礼っいたしやしたあああー!」

イナサと呼ばれたその男子は、勢いよく頭を地面に打ち付けながら謝った

上鳴「ひっひー!何だこの、テンションだけで乗り切る感じの人は」

凪「え、イケメンじゃない?」

耳郎「待ってあの制服」

瀬呂「あれかあ、西の有名な」

爆豪「東の雄英、西の士傑」

みんながなんだかざわついているが、凪はなんのことだかさっぱりわからず聞き流していた

イナサ「1度言ってみたかったっす、プルスウルトラ!自分、雄英高校大好きっす!雄英の皆さんと競えるなんて、光栄っす!よろしくお願いしまーす!」

イナサくんは頭に血を流しながら言った

「あ、血」

イナサ「あ、鈴江凪さんっすよね!体育祭の時見てたっすよ!圧倒的で強かったっすね!憧れるっす!ぜひ、握手してください!」

イナサくんは凪の目の前に来て、両手をズボンで擦っていた

凪「ははーいいよ!ありがとね!」

と言って凪が手を出すと、イナサくんが両手でがっしり掴んできた

イナサ「思ったより小さくて可愛い感じなんすね!まじ、会えて嬉しいっす!」

凪「イナサくんがでかいんだと思うよ!」

「いくぞ」

イナサくんは学校の友達に言われてハッとして手を離した

相澤「夜嵐イナサ」

相澤先生も何か知っているのか、ボソッと呟いた

透「先生、知ってる人ですか?」

相澤「ありゃあ強いぞ」

A組「えっ」

相澤「夜嵐、昨年度、つまりお前らの年の推薦入試、トップの成績で合格下にも関わらず、何故か入学を辞退した男だ」

緑谷「えっじゃあ、1年?」

イナサ「それでは雄英の皆さん、失礼します!」

そう言ってイナサくんたち士傑高校のみんなは去っていった

瀬呂「夜嵐イナサだっけ?雄英大好きとか言ってた割に、入学は蹴るってよくわかんねえな」

三奈「ねー変なの」

相澤「変だが本物だ。把握しとけ」

凪凪「かっこいいね!イナサくん!身長も高くて真っ直ぐでニコニコ笑顔でイケメン!しかも激強で同い年か〜ワクワクが止まらないや!」

「イレイザー!?イレイザーじゃないか!」

遠くから相澤先生を呼ぶ声が聞こえる

「テレビや体育祭で姿は見てたけど、こうして直で会うのは久しぶりだな!」

相澤先生はとっても嫌そうな顔をする

凪に向けるよりも、もっと

っておーい!凪に嫌そうな顔すんなっつーの!

「結婚しようぜ」

相澤「しない」

三奈「はあっ!」

凪「ブフーッ!えっえ?相澤先生、凪というものがありながら?」

「ぶっははは、しないのかよウケる〜」

相澤「相変わらず絡みずらいな、ジョーク」

緑谷「スマイルヒーローMs.ジョーク!個性は爆笑!近くの人を強制的に笑わせて、思考行動ともに鈍らせるんだ!彼女のヴィラン退治は狂気に満ちてるよ!」

緑谷お得意のプロヒーロー解説で、Ms.ジョークについて知る

ジョーク「私と結婚したら、笑いの絶えない幸せな家庭が築けるんだぞ」

相澤「その家庭幸せじゃないだろ」

ジョーク「ぶははっ」

梅雨「仲がいいんですね」

ジョーク「昔事務所が近くでな、助け助けられを繰り返すうちに、相思相愛の仲へと」

相澤「なってない」

ジョーク「いいなーその速攻のツッコミ!いじりがいがあるんだよなイレイザーは!」

凪たちの入る間もなくどんどん2人で話続けてしまう

相澤「ジョーク、お前がここにいるってことは」

ジョーク「そうそう!おいで、みんな。雄英だよ」

「おお、本物じゃないか!」

「すごいよすごいよ、テレビで見た人ばっかり」

ジョーク「傑物学園高校2年2組、私の受け持ち。よろしくな」

「ええ、あの黒髪の人イケメンじゃない?」

と三奈に言っていたらその黒髪の人が緑谷の手を握る

真堂「俺は真堂、今年の雄英はトラブル続きで大変だったね」

次に上鳴の手を握る

真堂「しかし君たちは、こうしてヒーローを志し続けているんだね、素晴らしいよ!不屈の心こそ、これからのヒーローが持つべき素養だと思う!」

ウインクをしながらそう言う真堂くん

キラキラしてて眩しい人だなー

真堂「その中でも、神野事件を中心で経験した爆豪くん、君は特別に強い心を持っている。今日は君たちの胸を借りるつもりで、頑張らせてもらうよ」

真堂くんは握手のためか、右手を出した

その手を振り払うように、パンッと弾く

爆豪「ふかしてんじゃねえ、セリフと面があってねえんだよ」

切島「こらおめー失礼だろ!すんません無礼で」

凪「いやいや、凪もそう思うよ?真堂くん絶対猫かぶってるよ〜モゴッ、んまこれ」

喋ってる最中に口の中にパンを詰められる

瀬呂「黙ってろって」

真堂「いいんだよ、心が強い証拠さ」

爆豪「ケッ」

まあ気になるは気になるけど、パンを貰ったから静かにしとく凪

「ねえ轟くん、サインちょうだい!体育祭かっこよかったんだー!」

轟「はあ、」

凪「なんだとー!私もサインちょうだい轟くん!」

耳郎「あ、そっちなんだ。止めるんじゃなくて自分も貰うんだ」

「あ、凪ちゃんだ!凪ちゃんもサインちょうだーい!」

凪「凪も!?もっちろん!お姉さん見る目あるね〜!」

「やめなよミーハーだな」

峰田「オイラのサインもあげますよ」

相澤「おい!コスチュームに着替えてから説明会だぞ。時間を無駄にするな」

A組「はい!」

みんなが少しバラバラになって収集がつかなくなりそうなった頃、相澤先生が一喝した

耳郎「なんか外部と接すると改めて思うけど」

上鳴「やっぱ結構有名人なんだな、雄英生って」

凪「まあ、有名ってことはその分不利なんだよ〜」

常闇「なんでだ?」

後ろから着いてきている常闇くんに聞かれる

凪「体育祭で個性がバレてるから、1番最初に狙われやすいから」

A組「た、確かに!」

爆豪「てめーら気づいてなかったんかよ」

ヤオモモ「しかしやることは変わりませんわ!」

切島「おう、そうだな!」

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