第75話「空に届きそうな場所で」の続きです。
もう一度読んでからこの本編にいくことを
おすすめします。それでは楽しんで♬*.+゜
そう言って笑い合う3人に、
とだけ呟いた。
ううん、違うの、彰人くん。
心の中がぐるぐるしている。
そう、だって私、本当は…
固まる4人に、私は勇気を振り絞って声を張った。
声がデクレッシェンドしていく。
下を向いたまま頷く。
赤裸々に話してる自分に驚く。
4人と出会う前の私に、
果たしてこんなことが出来ただろうか。
答えは分かりきっている。
意外にもそんな指摘をする2人。
昔の私なら、逃げていた。
だけど、今の私はもうそんなに臆病者じゃない。
頭に浮かんだ単語をぽつりぽつりと落としていく。
いつの間にか隣に立っていた司くんが、
照れているのか、少しはにかんでいる。
いつもの大声ではっきり宣言すると、
私の右手をそっと掬った。
そして…
チュッ
類くんの時のことを思い出す。
一瞬だけ心が痛んだ。
でも。
今、私の目の前で輝くお星様。
司くんがいたからこそ乗り越えられた出来事も
今考えてみればたくさんある。
キラキラなその笑顔につられて、私も笑った。
> 挿入されたアイテム
司があなたの名にキスをした後あたり
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!