綺禰side
俺は元々貧しい炭鉱掘りの息子で、口減らしのために奉公をしてました。
でも、奉公先の屋敷で濡れ衣を着せられて追い出され、やけになって近くの山に入ったんです。
そこに、深季……と双子の姉の唯織が倒れていた。
唯織は全身傷だらけで即死、深季も衰弱していたので、近くの宿を借りました。
少ない給料でも、一部屋借りるくらいの分は残ってた。
深季が目覚めたのはそれから1週間後でしたよ。
そして起きてすぐに、
って言ってきたんです。
それから、深季に倒れる前のことを聞きました。
深季の両親は深季が9つの時に鬼に襲われて亡くなったこと、姉の唯織と2人で伝手を頼って暮らしていたこと、その1年後に託宣を承けたこと……後は深季の話した通りです。
「私の器の容量が足りなかったから」
「私の身体が弱くなければ」
「私が宿し手のままだったら姉さまは死ななかった」
「“巫の契り”なんて結ばなきゃよかった」
あいつはそう言いました。
でも、
こんなはずじゃなかった謎回














編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。