第11話

拾. 巫
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2024/02/12 11:00 更新
_御影 深季@みかげ みづき_
御影 深季みかげ みづき
───私は守り人“だった”から。
不死川 実弥
おいおい、そりゃあどういうことだァ?
不死川 実弥
もっと詳しく話せェ
_御影 深季@みかげ みづき_
御影 深季みかげ みづき
……『“巫”という組織は、月詠の力を利用して代々鬼を狩っている』そこまでの認識はいいですね?
_御影 深季@みかげ みづき_
御影 深季みかげ みづき
巫の中でも特に“宿し手”と呼ばれる者は、その月詠の託宣を承けて(力を借りて)鬼を狩ります
_御影 深季@みかげ みづき_
御影 深季みかげ みづき
命懸けで。
_御影 深季@みかげ みづき_
御影 深季みかげ みづき
そんな宿し手を護衛しながら共に戦う者が“守り人”です
_御影 深季@みかげ みづき_
御影 深季みかげ みづき
今は私が“宿し手”、綺禰が“守り人”ですが、2年前までは違いました
_御影 深季@みかげ みづき_
御影 深季みかげ みづき
姉さまが“宿し手”で、私が“守り人”だったんです
胡蝶 しのぶ
そして2年前に深季さんのお姉さまが亡くなられたんですね
_御影 深季@みかげ みづき_
御影 深季みかげ みづき
はい。
不死川 実弥
だがよォ、それでどうして姉の“振り”をする必要があったんだァ?
_御影 深季@みかげ みづき_
御影 深季みかげ みづき
……それは、私と姉さまの中味が違ったからです
不死川 実弥
“中味”ィ?
_御影 深季@みかげ みづき_
御影 深季みかげ みづき
はい。
_御影 深季@みかげ みづき_
御影 深季みかげ みづき
本当は、“宿し手”の託宣を承けたのは私だった
_御影 深季@みかげ みづき_
御影 深季みかげ みづき
でも、月詠の絶大な力に身体が耐えられず、秘術で半分ほど姉さまに譲り渡したんです
胡蝶 しのぶ
そんなことして、ルールには引っかからなかったんですか?
_御影 深季@みかげ みづき_
御影 深季みかげ みづき
ふふ、胡蝶さんはうちのことをよくご存知なんですね
_御影 深季@みかげ みづき_
御影 深季みかげ みづき
引っかかりそうになる前に、姉さまとは“契り”を結びましたので
胡蝶 しのぶ
ああ、だから二人とも無事でいられた
_御影 深季@みかげ みづき_
御影 深季みかげ みづき
そうです
_御影 深季@みかげ みづき_
御影 深季みかげ みづき
でも、あれから私は身体が弱くなり、“守り人”としても動くことが難しくなりました
_御影 深季@みかげ みづき_
御影 深季みかげ みづき
だから、“ろくに戦ったことがない”のは本当です
_司 綺禰@つかさ あやね_
司 綺禰つかさ あやね
……でも、“あの時”だけは違った。
_御影 深季@みかげ みづき_
御影 深季みかげ みづき
綺禰……

_司 綺禰@つかさ あやね_
司 綺禰つかさ あやね
俺からも少しいいですか、こいつとこいつの姉さんのことについて話しますよ
_司 綺禰@つかさ あやね_
司 綺禰つかさ あやね
深季だけに苦しい思いはさせたくない

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