第14話

>>13
1,037
2022/03/03 11:47 更新















ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ
遥斗
遥斗
よー大飛!
校門で大飛を見つけた遥斗は、大飛の肩を叩いた。
大飛
大飛
あっ、おはよ!
大飛も元気に挨拶を返す。

遥斗は今日、勇次と話し合って、ある作戦を決行しようとしていた。

題して、「大飛に彪雅を意識させよう大作戦」。

事の発端は、昨日の放課後にさかのぼる。














ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ

















遥斗
遥斗
な、大飛って意外にめっちゃおもろいよな。
大飛とはあまり話したことがなかったが、話してみたらなかなか気さくで、とても話しやすい性格だったことに驚いた。
勇次
勇次
それな、もっと冗談とか言わない感じだと思ってた。
勇次もそれに賛同した。

そしてさらに言葉を続ける。
勇次
勇次
しかもさ、大飛めっちゃSじゃね?笑
遥斗
遥斗
え、待ってそれガチめっちゃ思った!笑
遥斗は勇次に人差し指を向け、はしゃいだ様子で頷いた。
遥斗
遥斗
あれだろ、彪雅とのやりとりだろ!?
勇次
勇次
そうそれ!!彪雅のこと完全に手玉に取ってたじゃんあいつ笑
遥斗
遥斗
だよな!?あいつら付き合ったら絶対おもれぇよ笑
ゲラゲラと笑いながら遥斗が言う。

そんな遥斗の様子を見て、勇次には一つ思いついたことがあった。
勇次
勇次
…なぁ遥斗。
「思いついたこと」を提案するため、勇次は口を開く。
勇次
勇次
ガチで目指さね?あいつらくっつけようぜ。
勇次は目にギラッと光を宿らせ、遥斗を見た。

その提案を聞いた遥斗も遥斗で、目を輝かせる。
遥斗
遥斗
応援だけじゃなくて俺らもカップル成立に向けて動こうってことか!
勇次
勇次
そういうこと!
遥斗
遥斗
めっちゃいいやんやろう!
かくして、2人の「大飛に彪雅を意識させよう大作戦」は始まったのである。
























ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ
作戦その一「大飛に彪雅の話題を振る」。
遥斗
遥斗
なぁなぁ大飛ー。
大飛
大飛
んー?
遥斗は大飛に声をかけてから気付く。






_____やべぇ何話すか考えてなかった。




遥斗
遥斗
あっ、あのー…。
とりあえず彪雅の話…、と頭をフル回転し、遥斗が絞り出した話題は。





















ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ
遥斗
遥斗
…大飛ってさ、彪雅のこと好き?




















勢い余って「意識させる」以上のことを聞いてしまった。

普通なら「友達として好きか」という質問と受け取られるのだろうが、というかそんな質問普通しないのだが、焦っている遥斗はそんなことには気付かない。
大飛
大飛
えっ…。
一方、わけの分からないことを聞かれた大飛は言葉を失った。

焦りまくる遥斗は声を荒げる。
遥斗
遥斗
あ、あ〜っ!!!!!!!



_____やらかしたぁ〜…。



遥斗はあちゃー、と額に手を当てた。
遥斗
遥斗
違う!違う大飛!
焦りながら遥斗は大飛の前でバタバタと手を振った。
大飛
大飛
いや、好きだけど…。
遥斗
遥斗
あ、好きなの!?
もう大混乱である。












ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ











大飛
大飛
うんまぁ普通に好き…?
大飛はこれで合っているのかと半分探りながら返事を返した。
遥斗
遥斗
あ、ああそっか、そりゃな、嫌いじゃないよな。
遥斗はなるほどと納得しながら胸を撫で下ろした。





_____良かった変に思われてない…。




遥斗
遥斗
まぁ俺も普通に好きだしな…。
大飛
大飛
だよな、なんでいきなりそんなこと聞いてきたの。
遥斗
遥斗
ほんとにな、何聞いてんだ俺。
一旦はその場を落ち着かせ、教室に入り各々の席に座る。

遥斗はこの出来事を共有するため、すぐに勇次の元へ向かった。











ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ


















勇次
勇次
馬鹿だ笑
初っ端からどストレートな質問をしてしまったことを伝えると、勇次は思いっきり遥斗を馬鹿にした。
遥斗
遥斗
いやー、ほんと馬鹿だわ俺、ガチごめん。
遥斗はため息をつき勇次に謝る。
勇次
勇次
まぁでも、なんとかやり過ごしたんだろ?じゃあ大丈夫だ笑
なおも笑いながら勇次が言った。
遥斗
遥斗
そうだな、すまん。次はできるちゃんと。
遥斗も気合を入れ直す。

真剣な話し合いだが、内容は友人の恋愛の手助けをしてやろうというものなのだから、なんとも微笑ましい。

2人は次の作戦を実行するため、大飛の元へ向かった。


































to be continued...

プリ小説オーディオドラマ