どこから殺し屋の情報がバレたんだろう。
私がバレたってことは
缶や駿の事もバレて………
ジェヒョガが紙をじっくり見ながら
おずおずと私に確認する。
殺し屋って情報が間違ってない以上
他の内容も全部事実だろうな。
イオリは自慢げに話を続ける。
まるで注目を浴びるのが嬉しいみたいに。
イオリはウインクしてから廊下へ走り出す。
ジェヒョクが後から追いかけていって
残ったメンバーが一斉に私の方へ駆け寄ってきた。
各々が慰めてくれてるけれど
目の奥に怯えの色がよく見えた。
信じてもいいのか、信じない方がいいのか。
ずっと迷ってるような表情で
この子達も、一部が反日という事をバラされて
世間がざわついているというのに
どうしてこうも人に優しくできるんだろう。
…私もこんな優しさを持っていたら
殺し屋の道には進まなかったのかな、なんて
今更後悔しても遅いよね。























編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!