休憩時間、ベンチに座ってイオリの振る舞いを見る。
ジュンギュの暴論にも怯まず楽しんでて
やはりどこかサイコじみていた。
弟気質なジョンウがずっと隣で観察してて
休憩中だから踊らない他のメンバーたちも
時々イオリを睨むようにして見てる。
いつになったら懲りるのやら。
誰も反応してないのにペラペラ喋るし
なんならメイクのくせになんで今ここにいるんだよ
キーキーと猿みたいに甲高く笑ったと思えば
イオリは3歩私に近づいた。
と、当時に
メンバーも警戒態勢に入ったのが見えた。
イオリは私に1枚の紙を出して
早く受け取れと言わんばかりに押し込んでくる。
何の紙なのか、見てしまうのが正直怖い。
すごく怖い。
だから中々手を出せずに止まっていた。
私に差し出されていた紙を
歩いてきたアサヒがパッと掴んで広げる。
そしてメンバーはそれを取り囲んで読んだ。
私は嫌な予感がして動けないままベンチに座ってて
ジョンウも私の隣に腰掛けたまま
また震え出した手を掴んでくれていて
___何が書いてあるのか知りたくない。
ジフンは奪い取った紙を私に渡そうとする。
顔が暗くて目が合わない。
覚悟を決めて紙を見てみると
私の生まれた場所、生年月日や生い立ち
母校、それから
ボディガードではなく
本当の職業が
しっかりと載っていた。
























編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。