第84話

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2025/11/11 13:00 更新


糸師 冴
糸師 冴
俺がここに来たのは
興味のあるやつが居たからだ




 そう言われ、目を見開きぽかんとする。





 …興味のある奴…






あなた
( …あ、選手で? )





 そんな思考が頭をよぎったが、同時に疑問が浮かぶ。








 私の頬掴んだまま言う必要ある???




あなた
………








 停止したまま考えていると、パッと手を離された。














あなた

糸師 冴
糸師 冴
お前にはまだ早かったな
あなた
え?





 どうやら私の反応を見て、彼はそう思ったらしい。








糸師 冴
糸師 冴
だが__
糸師 冴
糸師 冴
覚悟はしとけよ






 そう言って、彼は背を向けて歩いていった。










あなた
……選手、だよね…?








 必死に自分にそう言い聞かせるが、それに反比例して
 心臓の音はどんどん速くなっていく。












あなた
………っ





 …顔が熱いのは、きっと気のせいだ。












帝襟 アンリ
帝襟 アンリ
ん〜っ!
やっぱりここのご飯って
美味しいよねえ…
帝襟 アンリ
帝襟 アンリ
栄養満点、出来たてほやほや!
文句なし!
あなた
……







帝襟 アンリ
帝襟 アンリ
…、あなたちゃん?
あなた
………ん?





 名前を呼ばれ、視線をアンリちゃんへ移すと

 そこには心配そうな顔をした彼女がいた。








帝襟 アンリ
帝襟 アンリ
……どうしたの?
あなた
え?どうした…って…







 すると、彼女の綺麗な手が、私の頬をそっと撫でた。







帝襟 アンリ
帝襟 アンリ
疲れてる顔してるよ
あなた
疲れ…?
感覚は普通なんだけど…
帝襟 アンリ
帝襟 アンリ
感覚は麻痺しちゃうから、
すぐ体の異変に
気づけない時もあるんだよ






 そう言うと、彼女はまだ手を付けていない野菜炒めを

 綺麗な箸で少し取り、私の前に差し出した。





帝襟 アンリ
帝襟 アンリ
疲れた時は食べるべし!
帝襟 アンリ
帝襟 アンリ
ほら、あーんして




 そう言い笑う彼女は間違いなく天使だろう。



あなた
あ、…あー…






 言われるがままにそれを受け取った。








 野菜の甘さとピリッとした調味料がちょうどよく、

 旨みが口に広がる。







あなた
!美味しい
帝襟 アンリ
帝襟 アンリ
でしょ!







 この人ほんと何しても可愛いな。

 もう天使以外の何物でもない。











帝襟 アンリ
帝襟 アンリ
あんまり無理しすぎちゃダメだよ
帝襟 アンリ
帝襟 アンリ
私も絵心さんも、
あなたちゃんのこと大好きだから
帝襟 アンリ
帝襟 アンリ
あなたの変化にはすぐ気付いちゃう
あなた
両思いじゃん………
……って、絵心ちゃんも?



 首を傾げると、彼女はふふっと笑った。




帝襟 アンリ
帝襟 アンリ
あの人は、あなたちゃんのことになると
仕事を途中でやめてすぐ飛んでっちゃうの
あなた
…そうだったの?
帝襟 アンリ
帝襟 アンリ
うん
あとね、本人は気づいてないんだけど







 にやにやとしながら、アンリちゃんは話した。










帝襟 アンリ
帝襟 アンリ
あなたちゃんと話す時だけ
若干目が優しいんだよ
あなた
…えそうなの?????








 それは初耳。








あなた
やっぱり絵心甚八は
ツンデレだったのか。
帝襟 アンリ
帝襟 アンリ
声に出てるよあなたちゃん








大変お待たせしました…!!
2ヶ月も更新できず、本当にすみません…🙇‍♀️





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