水をくんできてくれたみっちーも来て
3人で目を瞑って、手を合わせて、伝えたいことを伝えた
俺が目を開けると既に2人は終えていて、目が合うと優しく笑った
流星「 伝えたいこと伝えられた? 」
「 うん。しっかり 」
道枝「 よし!なんか食べに行く? 」
流星「 え、奢ってくれるん? 」
道枝「 は?なんでそうなるん!!まぁ、ええけど … 」
「 よし行こうや 」
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【 6年前 】
高校1年生。入学式。
人見知りやし友達できるかなとか色々考えてたけど
唯一救いなのは、俺がよく知ってる人も同じ高校やった。
『 おはよ!恭平! 』
恭平「 おはよ 、あなた 」
『 なんか元気ない?もしかして緊張してる?笑 』
恭平「 うっさいねん、笑 」
『 図星じゃん!笑 はよ行こ!! 』
彼女は小学校からの幼なじみの 嶋﨑あなた。
そう、彼女が俺の大好きな人。
この頃はまだ片思いだった
『 え!待って!!クラス同じやで!! 』
恭平「 まじ!うわぁぁぁ、、よかった、 」
『 しかも出席番号前後やね 笑 』
同じクラスでほんまよかった、
もし違うクラスやったら他の男に狙われそうで怖いからな
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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。