私はいつの間にか寝ていた。
隣には誰もいない。
自分が裸だということに気付き、今になって昨日の行為を恥ずかしく思う。
リビングに行くと拓実がソファーに座っていた。
綺麗なピンク色の髪に寝癖が付いていて少し可愛いと思ってしまった。
あなた「おはよ、、///」
拓実「おはよ、」
あなた「私、もう帰るね。」
拓実「友達の家で泊まるってことにしたから大丈夫。」
あなた「え?」
拓実「景瑚ん家に泊まるって言っといた。」
あなた「そうなんだ、ありがと。」
拓実「景瑚のこと、まさかまだ好きじゃないよね?」
あなた「うん。だって彼氏は拓実だもん。」
本当はやっぱり景瑚が好きだなんて言えない。
拓実「じゃあ、あいつが何してても興味無いよね?」
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。