完全に信じたわけではないけど…
今の私から少しでも変わりたい
“一緒に”
私はその言葉がすごく嬉しかった。
向井さんはずっと私を褒めてくれる
《深澤side》
俺らに守るべき子ができた。
今回こそは必ずこの子を幸せにする。
さっきからあなたの下の名前ちゃんには笑顔が増えた。
あなたの下の名前ちゃんからしたら信じることは怖いことだと思う。
しかも男なのが特に
それなのに、俺らを信じると言ってくれたんだ。
俺らも最後までちゃんと守るよ、あなたの下の名前ちゃん。
照の運転で、
俺、阿部、目黒の4人がついていくことになった。
康二、翔太、舘さん、佐久間、ラウは、あなたの下の名前ちゃんのベッドや棚、できるだけの家具を買いに行ってくれる。
《あなたの下の名前side》
もし、お父さんが家にいたらどうしよう、、
怖くなってきたな…笑
岩本さんの運転で私の家へ向かう
助手席に深澤さん
私は目黒さんと阿部さんに挟まれている。
運転しながらも岩本さんは私を気にかけてくれた
『到着』
阿部さんと目黒さんは、私と一緒にアパートの玄関前まで来てくれた。
🚪ガチャ
家に入ると、いつもと変わらない光景。
お父さんは家事が得意だから、家が散らかってることはない。
かれこれ15分、、、
荷物を全てまとめて出ようとしたとき、目黒さんが慌てて家の扉を開けた。
そういうと阿部さんは私の荷物を持った
体が宙に浮いたと感じると、
目黒さんがお姫様抱っこをしてくれていた。
そう言って少し早足で車へ向かう
間違いない、アパートの近くに止まっている車の中に、お父さんの姿があった。
助手席には女の人の姿があり、楽しそうに話している
こっちには気づいていない、、
車に乗り込むと、みんな安心した様子だった。
お父さん、、、
見たくもなかったな、笑笑
来る時と同じ乗り方で、
私の新しい家に向かう
私のせいでみなさんに迷惑をかけてしまった
“嬉しい”
その言葉を言われて感じたことは、私は大切にされているということ。
五年間感じていなかった久しぶりの感情で、幸せに包まれた気がした。






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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。