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第1話

44
2024/04/14 08:17
________________________________________________________光。












視界がうっすらと、だんだんはっきりと見えてくる。









なるかみ
ここはどこ?
なるかみ
僕は誰?
なるかみ
・・・誰に言ってんだろ僕



なにもわからない。目が覚めたら急にこんな背景が目の前にあるんだから。

前に見える一本の太い木。
周りにもたくさん木が生えている。


もしかして・・・・森?
不自然な感触がした。
なんでこんな感触がするんだ?森の中なんでしょ?

下を見ると。僕は箱の中にいることに気づいた。





・・・これってなに?


・・・まさか
なるかみ
捨てられたとかじゃないよね・・・?

混乱してきて、僕は箱の正面を見た。
太く8文字で







「ひろってください」
なるかみ
・・・あ

なるかみ
(やっぱ僕捨てられたのかな?)
なるかみ
誰に・・・?


そこで僕は思った。
なんで森にいることは疑問に思っていなかったんだろう。




__________________________________________________家。
なるかみ
(・・・そういえば僕の家は?)


何で家にいない?
??
大丈夫?


え?なに?僕に話してるの???

こんな混乱してる時に??????
????
捨て子じゃねえか?


やっぱ、僕捨てられたのか・・・
まあ知ってたけど。脳が勝手に現実逃避してただけ。


この二人・・・赤い髪の人と、なんか黄色い人が、いい人かはまだわかんないし、___________________もしかしたら僕を誘拐しようとしてる悪い人かもしれない。

正直、あんま急に話しかけてきた人と話したいと思わないし














今までに感じたことのない、謎の「恐怖」で僕はしゃべることができなかった。

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