黒尾side
槻木澤高校との練習試合が終わり、
風呂や飯も済ませた俺たちは
部屋でのんびり、リラックスタイムとしていた。
隣の部屋にいるあなたからの
暇でつまらないなどと言うLINEに返信していると
突如、山本が後輩目の前にして声を上げた。
山本「我らが因縁の相手、烏野に女子マネージャーは
居るか否か。俺は居ない方に焼きそばパン!」
犬岡「え〜俺はいた方が嬉しいからいる方で!」
芝山「僕もです!」
山本「馬鹿野郎!うちにはあの可愛くて美人な
あなた様がいるんだぞ!」
犬岡「だからですよ!マネージャー同士の絡みが
見たいじゃないですか!」
山本「ぐっそれもあり⋯⋯だが!うちのあなたを
自慢してやりてぇだろうが!」
芝山「えぇ⋯⋯」
山本「あなたに勝る者はいないが、もし烏野に
美人マネージャーがいたら俺は⋯⋯その時は覚悟
してろよ烏野ォ!」
『山本うるせぇ!』
山本「おい、研磨はどう思う?」
孤爪「⋯⋯別に、どっちでも」
山本「ケッ言うと思ったぜ」
孤爪「でも⋯⋯ちょっと楽しみだよね。烏野と試合」
山本「や、やる気無し男の研磨が試合楽しみに
しているだと?!」
『山本ォそんなに元気ならてめぇだけ練習量
増やしてやろうか?』
山本「⋯⋯すんません」
あなた「もーなぁにさっきからずっと煩いんだけど」
騒がしい山本を強制的に静めた時
部屋の戸をガラリと開けてあなたが入ってきた。
それに慌てたのはもちろん俺。
絶対入ってくるなって言ったのに!!
急いで立ち塞がろうと立ち上がるも既に遅く
あなたの姿は皆の目に入ってしまった。
くそ、あなたの部屋着姿が世間に⋯⋯
『馬鹿!入ってくるなって言ったろ!』
あなた「だあってうるさいんだもん」
『黙らせるからほら、部屋戻れよ。夜も遅いし』
あなた「⋯⋯こっちで寝ちゃダメ?」
『はぁ?なんでだよ』
あなた「⋯⋯なんか、一人だと落ち着かなくて」
少し頬を染めてそっぽを向きながらそう言うあなた。
その可愛さに思わず手で顔を覆って天を仰ぐ。
後ろでバタンッと音がしたけど、
きっと山本がぶっ倒れた音だろう。
ああクソ、だから入れさせたくなかったんだ。
あ?過保護で何が悪いってんだ。
夜久「あ、じゃあ俺と寝る?」
『はぁ?!』
犬岡「え、いいなぁ」
『おい何羨ましがってんだ』
海「夜久ならサイズ感も良さそうだな」
夜久「だろ?って貶してんのか?あ?」
『はぁぁああ?誰がお前らなんかとあなたを一緒に
寝かせるか!寝かせるわけねーだろ!』
夜久「過保護か」
『過保護で何が悪い!!!』
海「開き直ったな」
孤爪「⋯⋯あなた、一緒に寝よ」
あなた「んぇ、研磨ぁ?」
『あっちょっと、研磨さん?!』
孤爪「クロうるさい。皆も黙って」
俺が言い返している間にあっさりあなたの手を
引いて自分の布団と隣にあった布団をくっつけた研磨。
確かによく二人で昼寝とかしていたけど!
泊まりで二人揃って寝ていたこともあるけど!
もう高校生なんだから!!!
俺が色々なものと葛藤しているのに
見向きもしない研磨とあなたは
布団に潜り込んでさっさと寝てしまった。
つか距離近いな⋯⋯布団二枚くっつけた意味ないだろ。
つかもうひとつの布団俺のなんだけど。
あぁ、胃が痛い。明日は烏野と試合だってのに。
早く寝たい。だがその前に⋯⋯
『お前らあなたの寝顔を撮るな!!!』
何度だって言ってやる。
過保護で何が悪いんだ!!!!!
──────────
ハイキューの日ですね!
映画楽しみです⋯⋯












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。