機械兵No.1057
第三機械兵隊 曹長
それがワタクシ。
ワタクシを見ているだれか、
これからよろしくお願いいたしますわ。
ワタクシは、戦争で勝利するために生まれ、戦争で勝利する為に生きる。
ですが、十年前の世界大戦以降でしょうか。
だんだんと、世界は平和を望むようになりましたわ。
気付いた頃には、ワタクシたち機械兵は
不要な存在となり、処分されていますの。
ところが、ワタクシ、ある日、本部に呼ばれまして
処分が延長になりましたの。
どうやら、機械兵のプログラムを換えたら
人間との共存が可能ではないのか、という
案が出ましてね。
機械の中でも人間性が高い
ワタクシが選ばれたそうですわ。
とても光栄なことですので、喜んで
引き受けましたわ。
まぁ、あとは
何十年も頑張ったのに、人間の都合で
ゴミになるのは嫌でしたので。
機械に「心」を入れる。
本当に成功するのかしら。












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。