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第9話

8.喧嘩
8
2025/08/29 06:00 更新
店の外に出ると、グラナさんが口を開く。
グラナ・フロマージュ
やっぱ、あんた。何もわかってない。
No.1057
なんのことでしょうか…?
グラナ・フロマージュ
昨日の夜、話したこと!覚えてないの!?あんたは、記憶力がないの?
グラナさんは相当憤慨している。
目は鋭く、眉間にシワがよっていて、
いつも以上に言葉は冷たく、言葉一つ一つが
ワタクシに酷く突き刺さる。
No.1057
なっ。いくらなんでも言い過ぎですわ。
ワタクシが出来たこともあったでしょうけど、楽しそうな人の提案に乗ってしまうのは普通でしょう?
グラナ・フロマージュ
やっぱ、あの兄さんがやることなんて、酷いことばっか。私、頭冷やしてくるから、夕方ぐらいにまたここで会いましょ。
そういい、背を向けどこかに行ってしまった。



どうしましょう。とても、怒らせてしまいました。
考えがまとまりませんわ。
どうにかして、怒りを落ち着かせる方法を考えませんと。


そんなことを考えていると、パダさんが
お店から出てきた。
パダ・フロマージュ
ごめん。待たせた。
あれ、姉さんは?
ネボン
その、ワタクシが怒らせてしまいまして、、、。どうすれば良いのでしょうか。パダさん。助けてくださいまし。
ワタクシはパダさんの肩を掴み、訴えかけた。

パダさんは微笑んだ後、ワタクシの手を引く。
パダ・フロマージュ
じゃ、じゃあ。広場の噴水に座って考えようか。姉さんと仲直りする方法。
そう言い、パダさんは噴水へ歩く。
彼の手は少し汗をかき、耳は赤く染まる。







噴水につくと、腰を掛け
ワタクシ達は話し合う。
パダ・フロマージュ
まず、姉さんは気分屋だ。きっと、夕方には何もなかったようにケロッとしているよ。
No.1057
けれど、かなり怒っていましたよ。謝るべきだと思いましたが、ワタクシが間違っているとは思いませんわ。
パダ・フロマージュ
んー、何かお詫びのものでも、、、
パダさんの言葉が詰まり、彼が見た方向を見ると、
イラティさんがいた。
パダ・フロマージュ
兄さん!?
パダさんがそう叫ぶと、イラティさんもこちらに気づく。
イラティ・フロマージュ
パダと、No.1057じゃないか。
イラティさんはワタクシ達の方に近づいてくる
パダ・フロマージュ
なんで来たんだよ。暇なの?
イラティ・フロマージュ
暇とはなんだ。暇とは。
イラティさんは少し眉をひそめ、パダさんの隣に座る
イラティ・フロマージュ
No.1057の経過観察のため帰ろうとして、ここに寄っただけだよ。
パダ・フロマージュ
ふ〜ん…
パダさんは家族と話す時はなんだかそっけないように
感じます。思春期…というものでしょうか…
イラティ・フロマージュ
まぁ…いいや。先に家行ってるから。
イラティさんは立ち上がる。

すると、パダさんがイラティさんの腕を引っ張る。
パダ・フロマージュ
いま、姉さんの機嫌の治し方考えてたんだよ。何かいい案はないの?
その言葉を聞くと、イラティさんは嫌そうな顔をする
イラティ・フロマージュ
ないない。あいつの機嫌の治し方なんて時間だけだろ。そもそも俺あいつに嫌われてるし。
嫌われてる…。
なぜでしょうか…。
No.1057
どうして…嫌われているのですか?
ワタクシはついつい聞いてしまう
イラティ・フロマージュ
それは…

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