第8話

世界は、私たちを知る
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2025/11/27 13:26 更新
尋問が終わり、私はシド兄と寮の帰路にたどり着いた
ミレイ・カゲノー
ミレイ・カゲノー
じゃ、私の寮学園だからここで
シド・カゲノー
シド・カゲノー
うん、じゃあ…また明日
別れてそれぞれの帰路に着く。にしても、うっとうしいのがいるなぁ…



王国側の監視の目ありで帰るのって、落ち着かない
ちらっと後ろを見ると、3から4人程度の男がちらちらとこっちを見ながら付いてくる。
ミレイ・カゲノー
ミレイ・カゲノー
なんであんなにバレバレな監視するんだろう…見つけてくれって言ってるようなもんじゃん
と、思いながら歩いていると、前からローブを羽織りフードで顔の見えない人が歩いてきた
その人はすれ違いざまに…
???
主、後でそっち行く
と、囁いた。その後、ストーカー野郎どもの倒れる音がしたが気にせず寮に戻った
寮の階段を上がり、自室の扉を開けると…
ゼータ
主、久しぶりだね
ゼータがベッドに腰かけて待っていた
ミレイ・カゲノー
ミレイ・カゲノー
一応聞くけど、見られてないよね
ゼータ
この学園も、私からすれば警備が甘すぎる
ミレイ・カゲノー
ミレイ・カゲノー
ならいいんだ。監視はどうした?
ゼータ
仕留めてしまってある。どうする?
ミレイ・カゲノー
ミレイ・カゲノー
しかるべきタイミングで使おう。さて…
私は扉を閉めて即座にベッドにダイブする。
ミレイ・カゲノー
ミレイ・カゲノー
疲れたー!ゼータぁ!癒してぇ!
ゼータ
いつものでいい?
ミレイ・カゲノー
ミレイ・カゲノー
そうそう、いつもの!
と、いいながらゼータは自分の尻尾を触らせてくれる
ミレイ・カゲノー
ミレイ・カゲノー
退屈な尋問だったよ…同じことばっかり聞かれるからあくびがでそうで…
ゼータ
ほんとうに災難だったね、主
ミレイ・カゲノー
ミレイ・カゲノー
ふう…さて、学園生活が始まってからというもの、教団関連のことに関わる時間が減っちゃったけど…うまくやれてる?モフモフ気持ちいい…
ゼータ
もちろん、戦力も着々と集まりつつある。
ゼータ
それと、アレクシア王女のほうは大まかな情報が集まりつつある。やっぱり英雄の血が目当てらしい
ミレイ・カゲノー
ミレイ・カゲノー
じゃ、あの女生きてんのか…
ゼータ
あまり外でその発言はしないほうがいいよ
ゼータ
あと、それ関連で今夜ごろにシャドウガーデンで114人体制で動くから主兄のところに行ってたほうがいいかも
ミレイ・カゲノー
ミレイ・カゲノー
なるほど、詳しいことはまた夜に聞くから
ゼータ
向こうにはベータが行くだろうし、それがいいだろうね
ゼータ
じゃ、私はそろそろいくから
ミレイ・カゲノー
ミレイ・カゲノー
ん、また今度何処かで飯でも行こ!
ゼータが窓から去っていき、私は気長に月が上がるのを待つことにした
そうして夕日が下り、遂にその時間が来た
ミレイ・カゲノー
ミレイ・カゲノー
さてさて、寮の晩御飯にはきちんと顔出したし…
ミレイ・カゲノー
ミレイ・カゲノー
この部屋からシド兄の寮までの人目につかない道も選定済み
ミレイ・カゲノー
ミレイ・カゲノー
さらに、扉には鍵をかけて窓には幻術の類をかけたことで外から見れば窓は閉まっているように見える
ミレイ・カゲノー
ミレイ・カゲノー
部屋にいる偽装は完璧…私の時は満ちた
日が沈み、月は顔をださない新月の今宵…
 スライムスーツを纏って、フードを深く被り、部屋の電気を消す










フォエル
フォエル
世界は…私たちを、知ることになる
窓から勢いよく飛び立つのだった

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