第4話

なんか、やっちゃいました?
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2025/10/19 10:07 更新
元悪魔憑きの少女「アルファ」がシャドウガーデンに加わってからというもの、私はシド兄との嘘がバレないように暇な時間はアルファについて動いていた
そこで、わかったことがあった





それは、「ディアボロス教団」がじつざいするということ

最初は、もちろん信じなかった。仕方ないだろう。兄がとっさに考えた嘘だらけの設定が実在するなんて、いったいどれほどの確立が収束すればそんなことが起きるだろうか






それからは私も、教団の情報収集や、シャドウガーデンのメンバー確保に積極的に動き始めそれなりの人数になっていた
そんな日が続いたある夜、事件が起きた
その日の翌日は、私たちの姉、クレア姉が王都のミドガル魔剣士学園にむけて出発する日だったが…
そんな日の翌日、姉と…




私、ミレイ・カゲノーは姿を消した
ミレイ・カゲノー(幼少期)
…ん、ここは…
家のベッドで寝ていたはずが、目を覚ませば薄暗いどこかの牢屋で、鎖につながれていた
耳を澄ませば、複数の男と一人の女の声が聞こえる
アルバ
カゲノー男爵家の娘はここ?
教団員
こちらです、アルバ様
教団員
先ほど見た際は起きておりませんでしたが…
アルバ
ならいい。面倒はごめんだからね
といって、その石作りの牢に入ってくる
ミレイ・カゲノー(幼少期)
(30過ぎの女性?周囲の教団員の反応からして少し上の人?)
アルバ
ミレイ・カゲノーね?
ミレイ・カゲノー(幼少期)
あんたは…誰?
アルバ
私か?私は…
ミレイ・カゲノー(幼少期)
あ、やっぱいいよ
ミレイ・カゲノー(幼少期)
聞くだけ、無駄かもだし
といって、私はカギを力づくで壊して立ち上がる
アルバ
力づくで…!
ミレイ・カゲノー(幼少期)
さてさて、異世界恒例無双行事…
ミレイ・カゲノー(幼少期)
名付けて「俺、なんかやっちゃいました?」始めようか
私はスライムを身に纏うことでシャドウガーデンの服を作り出し、それを元々着ていた服の上から纏ってスライムソードをもつ
ミレイ・カゲノー(幼少期)
じゃ、改めて名乗ってあげるね










フォエル(幼少期)
私の名は、フォエル。
フォエル(幼少期)
陰の中から世界に潜み、世界を狩る者…
アルバ
世界…くだらない。子供の戯言ね
アルバ
世界ってのは、広いのよ。10年そこらしか生きていない子に思い知らせてあげる
アルバ
世界の残酷さを、ね
数分後、その女は私の前で膝をついていた
フォエル(幼少期)
世界の残酷さ…ねえ?
フォエル(幼少期)
随分と、ぬるま湯のような残酷だけど…
フォエル(幼少期)
ああ、まあ…30ちょっとしか生きてないんだし、無理もないか
フォエル(幼少期)
それじゃ、私と変わらない
前世では、高校2年の後半まで生きていた。そこらが大体15~16あたり、そして今は10過ぎ
あわせれば、25以上、長生きとはいかないが、精神年齢だけなら成人している
アルバ
なぜ…君のような、子供がそれほどの力を持っている?
フォエル(幼少期)
見た目で判断するようじゃ、あんたが勝てないのも納得だね
フォエル(幼少期)
それで、こないならもう終わらせるけど
アルバ
まだ…まだ!奥の手が、あるのよ!
そういって、懐から取り出したのは…赤い錠剤がはいった小瓶
アルバ
これを飲めば、さらなる力が…!
フォエル(幼少期)
…隙だらけで、笑えない
スライムソードを刀と鞘に変形させ、居合の構えをとる
フォエル(幼少期)
陰之奥義・一段
フォエル(幼少期)
抜刀術
鞘から刀を大きく引き抜き、相手の体を下半身と上半身で分断する
切り口から大きく出血しながら、どちゃっと音を立てて、崩れ落ちる
フォエル(幼少期)
………あれ、
 
フォエル(幼少期)
斬った感じがしなかったけど、ちゃんと切れててよかった
と、いいながら私は刀から滴る血を振り払って鞘にしまうのだった

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