第12話

僕の弱さ
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2018/10/12 14:30
ヨジャ
ねぇ、先輩?
You
なに?
ヨジャ
私ね、テヒョンくんと付き合ったの
You
それが?
ヨジャ
だから、あんたは邪魔って事w
You
うん、わかった
ヨジャ
え?
You
転校する
ヨジャ
そんな簡単に…
You
できるから
ヨジャ
は?
You
私が行きたい大学の近くの高校に、
私は前から移動する気だったから
ヨジャ
そうw
じゃあ早く出てって


僕はこの2人の会話を聞いてしまった


先輩が出ていく?


この学校を?


じゃあもう二度と会えないの?


でも、僕は忘れたんだ


忘れたはずなんだ


そう思っていたのに僕の足は動いていた
テヒョン
テヒョン
先輩
You
来ないで
テヒョン
テヒョン
今の話本当ですか?
You
あんたには関係ない
テヒョン
テヒョン
そう、ですか…
You
私は昨日、なぜか記憶が取り戻せた。
だけど、この学校で嫌な記憶しかない。
テヒョン
テヒョン
だからって…
You
あなたはこの娘と仲良くしなさい
テヒョン
テヒョン
先輩…
You
だから、関わらないで


先輩、嘘が下手ですよ…


嫌いなら、なんで泣くんですか?


先輩は昔からそうでしたね


僕は結局最後まで先輩の笑顔見れなかった


笑わせてあげられなかった


これがジミンの言ってた、僕の弱さ?

ジミン
ジミン
やっと気づいたって顔してるね…
テヒョン
テヒョン
ジミン
ジミン
もう、謝ることも出来ないよ
テヒョン
テヒョン
ホントに僕ってどうしようもないね…
ヨジャ
テヒョン、くん?
テヒョン
テヒョン
うん


僕はこの子と別れた


やっぱり僕は人を好きになれない


僕にとって先輩はどういう存在だったのだろう


僕の元カノであり、


雲の上の人でもあるような気がする



先輩はもう僕に会いたくないと言うけど、


僕はまた会いたい


ジミンは謝るの無理だとか言ってたけど、


会ってきちんと謝りたい


僕の気持ちを先輩に包み隠さず全て言いたい

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