あなた side
今日は樹くん がいなくなって1年半、
どこに行きましたか?生きてますか?
樹くんが心配で夜しか眠れません、
授業中寝るってことは無くなったけど
心配で授業に集中出来なくて、
1年半なんも手につかない状況です。
でも今日は大好きなジェシーくんが出るので
Rの法則見ます、笑
『涼ちゃーん!元太くーん!きょへくーん!』
涼「なーに、?」
元太「どしたー?」
恭平「ちょっと待って前髪!」
『Rの法則みよ!今日ジェシーくんいる!』
涼 「え!みる!絶対みる!」
元太「あ!見たい!」
恭平「みるみるみる!」
今ね、元太くんの親が海外でうちにいて、
恭平くんの親が出張だから((片親設定
涼ちゃんもいて
久しぶりのお泊まり会!笑
『あっ!はじまった!ジェシーくんかっこいいし面白い!笑』
涼「え、?」
元太「涼も思った、?」
恭平「だよね、」
『ねえ!この人!樹くんに似てる!』
涼「え、樹くんじゃない?」
元太「声も樹くん!」
恭平 「あなたまま!樹くん!」
『ふぇっ、樹くんの馬鹿ぁ、っ、』((泣
涼 「生きてる、よかった、」((涙目
元太 「樹くんっ、」((泣
母 「ごめんね、黙っててって言われたから、これ終わったら電話してみよっか、」
恭平「前髪整えてくるー!」
『樹くんとか久しぶり!』
元太「懐かしい!やった!」
涼「樹くん、会いたい、」
『やっと制服だから見せてあげたい!』
涼「そーだね!制服見せてあげよ!」
元太「俺も制服見てもらってない!」
『そっか、あの事故2年前の春休みだもんね、あれなかったらまだいたのかな、』
元太「多分なくてもいなかったよ、」
涼「あれとこれは別だよ!気にしないで!大丈夫!」
恭平「この前髪良くない?!」
『あっ!いいねー!』
母「てかテレビ見てないじゃん、笑」
『大丈夫!録画もしてるから!』
涼「流石〜!つよ!電話終わったら見よ!」
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。