第32話

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30
2026/02/28 07:00 更新
ハウレス・クリフォード
ハウレス・クリフォード
本当か?どこで見たって?
mob
あくまでお客さんから聞いた話だけど。とある雨の日だったかな…町外れにある「墓場の森」の近くを通ったら変な音が聞こえてきたんだって。
フルーレ・ガルシア
フルーレ・ガルシア
墓場の森……?
どうしよう……
嫌な予感しかしないわ…
……っ!!……
あいつ…こんな時に……嫌な未来を見せたな…
神託視しんたくし………何かの忠告…
mob
その音の正体を確かめるために、恐る恐る墓場の森に近づいたら…闇に紛れて黒いフードに大鎌を持った死神がいたんだってさ!
ルカス・トンプシー
ルカス・トンプシー
それでは、その墓場の森に行けば死神に会えるかもしれないってことですか?
…そうね、そうなるわね…
mob
だけど、その変な音は雨の日にしか聞けないみたいなの。
ルカス・トンプシー
ルカス・トンプシー
雨の日にしか聞けない?それは、どうして?
mob
さぁ、知らないわ。でも、音を聞いたって人はみんな揃って雨の日だったらしいよ。
(なまえ)
あなた
…と見ると、死神は雨の日にだけ現れると思った方がよさそうね…
mob
まぁ、そうなるのかしらね…
ルカス・トンプシー
ルカス・トンプシー
残念ながら今日は晴れていますね。
mob
あっ!あと、その墓場で夜に光を見たっていう噂もあるわ…
光…?
光なら…懐中電灯…?
いや、不自然すぎる…夜にわざわざ墓場の森まで行く必要なんてない…
それに、墓を荒らしている可能性もある…
なら……
バスティン・ケリー
バスティン・ケリー
光だと?
mob
えぇ、すごく明るい光だって…やっぱりそれも雨の降る夜で、怪しい音がしてた時に見たって…
これはもう、確信ね…
………これは結構まずいことになってきたわ…
ロノ・フォンティーヌ
ロノ・フォンティーヌ
夜の墓場に光…それって、もしかして天使の光なんじゃ…
mob
私も、最初はそう思ったんだけど…天使は、見境なく人を襲うでしょ?でも、その光を見た人は無事だったみたいよ。全然見向きもされなかったって…
……
フルーレ・ガルシア
フルーレ・ガルシア
天使が人を襲わない…?そんなことがあり得るの?
ハウレス・クリフォード
ハウレス・クリフォード
いや、人を襲う以外の目的で動いてる天使なんて今まで聞いたことがない。
(なまえ)
あなた
でも、今までにはない天使の登場かもしれないわ。絶対今まで見た無知能天使とは違うかもしれない……自分の意識を持って行動する、天使が現れたのかもしれない…
mob
まぁ、私が知ってるのはここまでよ。
ルカス・トンプシー
ルカス・トンプシー
お嬢さん。教えてくれて、ありがとう。
フルーレ・ガルシア
フルーレ・ガルシア
墓場の森で、雨の日にだけ聞こえる謎の音と…謎の光か…噂だから、どこまで真実かは不明だけど…死神についてかなり詳しく知ることができましたね。
ハウレス・クリフォード
ハウレス・クリフォード
あぁ…中でも、特に謎の光が気になる…主様が言っていたように、住民が死神だと思っているのは、新しい天使かもしれない…
ロノ・フォンティーヌ
ロノ・フォンティーヌ
しかし、妙だよな…天使が人を襲わないなんてあり得るのか?
ルカス・トンプシー
ルカス・トンプシー
とりあえず墓場の森を調べてみるのが一番早いだろうね。
mob
もぉ!お兄さんたち!そんなことより今夜は楽しく飲みましょうよ、ね!
ルカス・トンプシー
ルカス・トンプシー
すみません、お嬢さん。私たちはそろそろ帰らなくては…
mob
え〜なにそれ〜つまんなーい
ルカス・トンプシー
ルカス・トンプシー
でも、少しの間だけでも話せて楽しかったですよ。こちら、少ないですが情報量ということで。
mob
え!こんなにいいの?!ありがと〜!
ルカス・トンプシー
ルカス・トンプシー
それでは、私たちはこれで…主様、お店をでましょう。
mob
ちょっと待っていただけますか貴族様。
ルカス・トンプシー
ルカス・トンプシー
はい?なんでしょう。
mob
こちらの料金も払っていただけますか?
……そうきたか…本当に…汚い手まで使うのね…
ロノ・フォンティーヌ
ロノ・フォンティーヌ
はぁ?!10万ゼニー?!なんだこの支払いは…
ルカス・トンプシー
ルカス・トンプシー
私たちそんなにいろんなものを注文した覚えないんですが…
mob
困りますね…言いがかりをつけるんですか?私たちのお店ではこれが普通の値段なんですよ。
ルカス・トンプシー
ルカス・トンプシー
だとしてもこれは…
mob
どうしても払わないのであれば…力ずくでも払ってもらうしかありませんね。
汚いわね……
ルカス・トンプシー
ルカス・トンプシー
主様、ハウレスくんの後ろへ…
(なまえ)
あなた
…ええ…
ハウレス・クリフォード
ハウレス・クリフォード
全員、主様を囲むんだ。主様をお守りしろ。
ロノ・フォンティーヌ
ロノ・フォンティーヌ
あぁ…任せてくれ。
バスティン・ケリー
バスティン・ケリー
承知した…
フルーレ・ガルシア
フルーレ・ガルシア
う、うん…
ムー
ムー
任せてください!
(なまえ)
あなた
……気をつけてちょうだい…
mob
あんたら、貴族なら金持ってるだろ?これぐらい払ってくれてもいいじゃねぇか。
ルカス・トンプシー
ルカス・トンプシー
チップも含めて、先ほどのお姉さんにそれなりにお支払いしましたが…
mob
それはそれ、これはこれなんです〜
mob
なんだ?女のせいにするのか?ふん、腰抜けどもめ…
(なまえ)
あなた
ぁ“…?
…落ち着け…落ち着け自分…ここで爆発したら…元も子もない……
ロノ・フォンティーヌ
ロノ・フォンティーヌ
なんだと?
バスティン・ケリー
バスティン・ケリー
俺が腰抜け?聞き捨てならないな。
ルカス・トンプシー
ルカス・トンプシー
みんな、冷静に。怒っては行けないよ。この人たちも本当はこんな詐欺まがいなことはしたくないはず…貧しい環境がそうさせてしまっているんだ。
ルカス・トンプシー
ルカス・トンプシー
自ら進んでこんな汚いことをしたいと思う人間なんていませんからね。
mob
き、汚いですって?!
ルカス・トンプシー
ルカス・トンプシー
おっと…口が滑ったかな…
mob
ダラダラとうるせぇな。いい加減にしないと痛い目に遭うぞ!
ガシッ
その時、ハウレスが男の腕を思いっきり掴んだ。
ハウレス・クリフォード
ハウレス・クリフォード
それ以上暴れてみろ…お前の命は保証できないぞ?
mob
ぐっ…つ、掴まれた腕が動かん…こいつ……どれだけ馬鹿力なんだ…
ルカス・トンプシー
ルカス・トンプシー
それに…ご自分の首元をよく見た方がいいかと…
バスティン・ケリー
バスティン・ケリー
動くな。動けば、この剣がお前の首を刎ねる。
mob
ひぃっ?!こ、こいつ…いつの間に後ろに…
ルカス・トンプシー
ルカス・トンプシー
さて…このまま続けますか?怖そうなお兄さん。
mob
お、お前たち…ただの貴族じゃないな…?
ルカス・トンプシー
ルカス・トンプシー
いえいえ、私たちはただの貴族ですよ?それじゃあ、お嬢さんたち。
mob
ひ、ひぃ…!
ルカス・トンプシー
ルカス・トンプシー
飲んだ分のお代はここに置いておきますね。
mob
ど、どうも…
ルカス・トンプシー
ルカス・トンプシー
それとお嬢さんたち。見た目ばかり磨いても幸せにはなれません。いくら外見を磨いても心が汚いのなら、それは虚しいだけですよ。
mob
……
ルカス・トンプシー
ルカス・トンプシー
それでは失礼いたします。
そのまま、私たちは店から出て行こうとした。
(なまえ)
あなた
……私からもひと言いいかしら…?…貴方たちはまだ遅くないわ、もう、こんな詐欺がましいことはやめてちゃんと働いて、真っ当にお金を稼ぎなさい。
(なまえ)
あなた
みんな、行きましょ。
ルカス・トンプシー
ルカス・トンプシー
はい、主様。
mob
……
そのまま私たちは、店から出た……
やっと休める…
店の外
ルカス・トンプシー
ルカス・トンプシー
さて…いろいろ大変だったね。やはり夜のお店は油断大敵でした。
フルーレ・ガルシア
フルーレ・ガルシア
ドキドキしました。
ルカス・トンプシー
ルカス・トンプシー
主様、危険な目に遭わせてしまい申し訳ありません。
(なまえ)
あなた
気にしないでほしいわ、別に私はいいのよ。
ルカス・トンプシー
ルカス・トンプシー
しかし、貴重な情報が手に入りました。どうやら死神は、雨の日に墓場の森に現れるみたいです。
フルーレ・ガルシア
フルーレ・ガルシア
それに墓場で謎の光を見たって噂も…
ハウレス・クリフォード
ハウレス・クリフォード
もし、天使が関わっているなら…俺たちがなんとかしなければいけないな…
ロノ・フォンティーヌ
ロノ・フォンティーヌ
だけど、その死神は雨の日にしか現れないんだろ?今日は雨降りそうにねぇけど?
ルカス・トンプシー
ルカス・トンプシー
こればっかりは雨が降るまで待つしかないね。
フルーレ・ガルシア
フルーレ・ガルシア
それじゃあ、雨が降るまでこの街に泊まるしかないですね!ルカスさん!
ロノ・フォンティーヌ
ロノ・フォンティーヌ
フルーレ、なんか嬉しそうだな。あっ!お前まさか街にある全部の服屋に行こうと思ってるだろ!
フルーレ・ガルシア
フルーレ・ガルシア
べ、別に…そ、そんなことは……ちょ、ちょっとだけ考えてるけど……
考えてはいたのね…
ロノ・フォンティーヌ
ロノ・フォンティーヌ
ほらな、やっぱり!調査は遊びじゃねぇんだぞ〜
フルーレ・ガルシア
フルーレ・ガルシア
そんなことわかってるよ!失礼だな!空いた時間に行こうと思ってるだけだよ!
ロノ・フォンティーヌ
ロノ・フォンティーヌ
俺は一緒に行かねーからな。人見知りしないように頑張れよ〜
フルーレ・ガルシア
フルーレ・ガルシア
そ、そっか…服に夢中で忘れたけど…一人でお店に入らないといけないのか…
ムー
ムー
僕が一緒にいきましょうか!フルーレさん!
フルーレ・ガルシア
フルーレ・ガルシア
いいのかい?ムー!君は本当に頼りになる執事だね!
ロノ・フォンティーヌ
ロノ・フォンティーヌ
猫の方が人見知りしないってどういうことだよ。
(なまえ)
あなた
……まったく…その通りだわ…
ぐぅ〜
その時、誰かのお腹の音が鳴った。
バスティン・ケリー
バスティン・ケリー
腹が減ったな。
フルーレ・ガルシア
フルーレ・ガルシア
少しはお腹の音、恥ずかしがったらどうなの?バスティン。
ルカス・トンプシー
ルカス・トンプシー
主様。今日はもう遅いですし調査もここまでにしましょうか?
(なまえ)
あなた
……そうね、早く休みたいわ…
ハウレス・クリフォード
ハウレス・クリフォード
それでは主様、今日の宿へ参りましょう。

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