ya side
返答が返ってこない。
でもそんなの構わずに、俺はドアに向かって話しかける。
じゃぱぱが出てこなくなってから、俺は毎日部屋に通っている。
そして、今日あったことを話すのだ。明るい声で、聞いてて楽しめるように。
もちろん返事は返ってこない。
俺は話すのを辞めない。じゃぱぱは帰ってくる。そう信じてる。
その後も何個か話題を話して、俺はドアに手を当てる。
そう言って、俺は自分の部屋に帰った。
その日の夜中。
じゃぱぱの部屋はかすかに明かりがついていた。
そして、様々な声がかすかに聞こえてきた。
そう、じゃぱぱはぽつりと呟く。
じゃぱぱの声は誰に聞かれることもなく、闇の中に溶けていった。
暗闇の中で、数え切れないほどの白い羽根がひらひらと舞っていた––––––。
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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。