第7話

第3話⋯⋯迎撃戦
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2025/07/05 23:40 更新
輸送機の中
レオレ・カーライル
レオレ・カーライル
初めての任務!私ワクワクしてきちゃったよ〜!
全くの緊張感も無く、レオレはそう言い放つ。
神代彩乃
神代彩乃
緊張感とか⋯⋯無いんですか?
呆れたように、彩乃が反応する。
神楽坂白夜
神楽坂白夜
ま、大丈夫でしょ〜
緋田與那
緋田與那
マジェドなんて、氷漬けにして終わりだ
その時、輸送機のハッチが開く。
遥か下方には、地上を埋め尽くさんばかりのマジェドが蠢いていた。
紅葉凛
紅葉凛
では皆、降りるぞ
凛の合図と共に、ゼロの隊員専用の黒い軍服を着た少年少女達は輸送機から飛び降りる。
紅葉凛
紅葉凛
竜巻トルネード』×4
突如大きな竜巻が4つ出現し、付近にいたマジェドを切り刻み、巻き上げる。
夢宮憑
夢宮憑
⋯⋯こわ
憑の思わずといった風な声に、隊員達は苦笑する。
レオレ・カーライル
レオレ・カーライル
んじゃまぁ、行きますか
神代彩乃
神代彩乃
ですね、『蒼雷駆動そうらいくどう
地に足がついた瞬間、彩乃が雷のごとく速さでマジェドを切り刻んでいく。
冥夜 雫
冥夜 雫
手刀居合『一文字』
雫が右手を手刀の形にして腕を横に降った瞬間、その先にいたマジェド全員、同じ所が裂けた。
白鳥藍
白鳥藍
副隊長達も充分ヤバいじゃん⋯⋯
そう言いながら、藍はマジェドの攻撃を全て避けながらどんどん手で触れていく。
すると不思議な事に、マジェドが隊員に攻撃しようとした瞬間、別のマジェドがそのマジェドに攻撃をしてしまうという、摩訶不思議な自体が起こる。
メジェド
ガァアアアア!
その時、真上から翼竜型のマジェドが藍目掛けて突っ込んできた。
白鳥藍
白鳥藍
やば⋯⋯
メジェド
ガッ⋯⋯
しかし何かがメジェドのこめかみを貫き、マジェドはガクンと力が抜けたように降下し、藍とは全く関係の無い場所に落下する。
白鳥藍
白鳥藍
あれは⋯⋯弾丸?
同時刻
マジェドの大群から1km離れた場所、白夜はそこで降ろされていた。
神楽坂白夜
神楽坂白夜
『いやぁ、危なかったねぇ、藍ちゃん。大丈夫?』
白夜が藍に、無線で話しかける。
白鳥藍
白鳥藍
『助かりました、ありがとうございます。
というかマジェドって弾丸一発で死ぬんですね』
神楽坂白夜
神楽坂白夜
『マジェドだって生き物だからね。
生きている限り、どんな生物にも急所というものははあるよ』
白鳥藍
白鳥藍
『な、なるほど⋯⋯』
白夜はちらりと隣を見る。
そこでは、梨々音が自身の異能力『天下無双・機械アンライヴァルド・マシーン』で創り出した機械⋯⋯大砲が3台、その他にもレバーやボタンが3つずつあるということだけ分かる、謎の物体を操作していた。
霧原梨々音
霧原梨々音
アンライヴァルド⋯⋯fire
その瞬間、3つの大砲全てから火弾が絶え間なく発射されて一度も隊員には当たること無くメジェドを爆撃する。
神楽坂白夜
神楽坂白夜
まさに火の雨⋯⋯だね
その火の雨の下、レオレはマジェド複数へ向けて話しかける。
レオレ・カーライル
レオレ・カーライル
ねぇねぇメジェドさん、私をあと30秒以内に殺してみてよ。
それだけ沢山いるなら余裕でしょ
マジェドからの返答は、当然ない。
レオレ・カーライル
レオレ・カーライル
じゃ、これ約束ね。
⋯⋯あ、ちなみにだけど、この約束破ったら君たち、死んじゃうから
レオレはその後、マジェドの攻撃を避ける、避ける、避け続ける。
そして30秒が経った時、マジェドが全員潰れて死んだ。
レオレ・カーライル
レオレ・カーライル
⋯⋯ほら、死んじゃった
ゼロの隊員たちは、10分ほどでマジェドをあらかた殲滅してしまった。
しかし、梨々音の放った火弾のせいで辺りは火炎地獄のような様相となっていた。
緋田與那
緋田與那
全く⋯⋯いくらなんでもやりすぎだろ。
ほとんど地獄じゃないか⋯⋯全く。
BlizzardRyブリザードライ
輸送機が数機がかりで辺りに水をばら撒き、與那が異能力を発動すると、炎とまだ残っていたマジェドが凍っていき、最後には辺りは1面雪景色ならぬ氷景色となっていた。
夢宮憑
夢宮憑
みんな、能力強いな⋯⋯それに比べて俺の能力は精神世界に侵入すること
夢宮憑
夢宮憑
地味だろ?
森林の中、辺りにはマジェド一体しかいなく、そのマジェドに憑が話しかける。
そのメジェドは沼田侵攻をしていたマジェド達の司令官の個体であり、1番強い個体でもあった。
メジェド
ガァアア⋯⋯
その姿は二本足で立ち頭部が非常に大きく、他のマジェドとは違い少しの知能が感じられる⋯⋯一見すると人間のようだが、しかしそれ程知能は高くなく、肌も人間ではありえないような真っ白さ⋯⋯腕や手、いや全身が驚くほどに細長い、人間のようだが全く人間のようには見えない。
国際連合はこのこ個体をフェイラーなり損ないと名付けた。
メジェド
アァ!
マジェドはしばらく様子見していたが、我慢しきれなくなったのか、その長い手で攻撃を仕掛ける。
しかしその腕が憑に届こうとした瞬間、その腕が切断された。
メジェド
!?
夢宮憑
夢宮憑
あぁそうだ⋯⋯これは言い忘れていたんだが、この世界じゃ俺が思ったことがその通りに起こるんだよ。
例えそれが、現実じゃありえないことでもな、だから俺は、ここ精神世界限定で最強なんだ
メジェド
あ、ァアアア゛ァ゛ア゛!!
夢宮憑
夢宮憑
なりふり構わず突っ込んでくるか⋯⋯やっぱお前、なり損ないだな
憑は一瞬でマジェドの視界から消え、背後に回り込む。
そして武器の脇差で背中を突き、グリグリと捻りながら引き抜く。
メジェド
ギャアァアァァアアア!!
脇差が抜かれると、そこにはポッカリとした穴が空いていた。
夢宮憑
夢宮憑
爆ぜろ
爆発。
穴から光が漏れ、次の瞬間にはマジェドは木っ端微塵になっていた。



夢宮憑
夢宮憑
⋯⋯戻ってきたか
憑が現実世界に戻ると、目の前には先程のマジェドが何もせず、ただ地の一点を見つめるのみで、その様相はさながら廃人の様だった。
このメジェドは後に自衛隊に捕獲され、研究対象となった。
冥夜 雫
冥夜 雫
⋯⋯聞いちゃいましたけど、出来ればあの人とは戦いたくないですね
緋田與那
緋田與那
確かに、な
神代彩乃
神代彩乃
何はともあれ、これで初任務達成、ですかね?
紅葉凛
紅葉凛
そうだな、全員ご苦労だった。帰還するぞ
すると、遠くからヘリの音が聞こえ、すぐに音は大きくなって真上まで来た。
レオレ・カーライル
レオレ・カーライル
迎え、かな?
白鳥藍
白鳥藍
⋯⋯あ、白夜さんが手を振ってる
ヘリからは、先に回収された白夜が手を振っていた。
全員が乗り込み、ヘリはゼロの兵舎へ方向を変える。
神楽坂白夜
神楽坂白夜
いやぁ、みんなお疲れ様。
早く帰って水守姉妹の作る夜ご飯でも食べて寝よっか
霧原梨々音
霧原梨々音
私たちはみんな、睡眠をほとんど取らなくても良いような体をしているが?
神楽坂白夜
神楽坂白夜
それでもだよ、休息は取れる時に取っておいた方が良いからね
紅葉凛
紅葉凛
その通りだ。明日の訓練は休みとする。
しっかり休んでくれ














御手洗さんです
御手洗さんです
はい、という訳で迎撃戦でした!
全員の異能力が使えて、僕は満足しています!
ちゃんと全員戦闘シーンはしっかり書くので、今回あんまりうちの子の戦闘描写が見れなかったって方はお許しください。
それでは、また次回お会いしましょう!
さらうなら〜

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