*******続き*******
白石のマンション前に到着すると、
緋山があなたの下の名前をそっと抱き起こした。
あなたの下の名前はうわごとのように呟き、
緋山の胸に頬をすり寄せる。
緋山は呆れ顔をしながらも、どこか嬉しそうだ。
白石が同期たちに向かって小さく頭を下げた。
藍沢が短く答え、藤川がニヤリと笑う。
白石は笑みを返し、
あなたの下の名前の肩をそっと抱えて玄関へ。
その背中を、緋山が一歩だけ追って、
小声で呼びかけた。
扉が閉まる寸前、あなたの下の名前がかすれた声で呟いた。
その一言に、外に残った同期たちが同時に息を飲む。
藤川がにやけながら小声で言った。
藍沢が小さく目を細めると、
緋山が鋭く睨み、また言い合いが始まる。
冴島と藤川は目を見合わせ、笑った。
こうして楽しい夜は、
あっという間に更けていった。
白石の部屋――
深夜
白石は、ふらふらのあなたの下の名前を両腕で支えながら、
ようやく自分の部屋へ連れ帰った。
靴を脱がせ、リビングに座らせると、
あなたの下の名前は力なく白石の肩にもたれかかった。
白石はキッチンから水を持ってきて、
ストローを差し出す。
あなたの下の名前は子どもみたいに一口飲んでは、
くたっと白石に体重を預ける。
あなたの下の名前は服の袖を引っ張って見せる。
白石は自分のクローゼットから、
Tシャツとショートパンツを引っ張り出す。
そういいながら、Tシャツを手に取るも、
あなたの下の名前はベロベロすぎて、
首のところに手を通している。
結局、白石が着替えも手伝ってやる。
白石は苦笑しつつも、
布団を敷いて枕を用意してやる。
あなたの下の名前は白石の腕を掴んだまま布団に入ると、
眠気に負けてすぐに夢の中へ。
💤
白石はあなたの下の名前の髪を撫でながら、
起こさないようにそーっと腕を外す。
そして、静かに電気を落とした。
翌朝
窓から射し込む光に、あなたの下の名前はうっすら目を開けた。
知らない天井――
跳ね起きる。
見覚えのない服。頭の奥がずきりと痛む。
白石がキッチンから顔を出した。
ここが、白石の家だとようやく気づく。
白石は優しく微笑む。
あなたの下の名前の記憶は完全に途切れている。
着ている服を指差す。
白石はサラッと言い切る。
あなたの下の名前は頬を真っ赤にして、
布団の上で即座に正座した。
白石は眉を下げて、くすくすっと笑う。
あなたの下の名前は恥ずかしそうに、頭を抱える。
白石は意味深な感じで笑う。
あなたの下の名前が必死でお願いするも、
白石はそれだけは答えてくれなかった。
サラッとかわされてしまう。
あなたの下の名前は口を尖らせ、お風呂に向かった。
🛀
そして15分後ーー
あなたの下の名前は濡れた髪をタオルで押さえながら、
深々と頭を下げた。
白石はくすっと笑う。
その後も白石は、
旅館の朝ごはんか?と錯覚するような、
お魚付きの立派すぎる和定食を出してくれた。
それから、昨日着ていた服の洗濯も……
あなたの下の名前は、何から何までお世話になった。
—
出勤時間まで少し時間ができ、
ソファの上で2人で並んでくつろぐ。
あなたの下の名前はポツリと呟く。
急に褒めちぎられた白石は、顔を真っ赤にする。
あなたの下の名前は、屈託のない笑顔を向ける。
白石の口元は思わず緩んでしまう。
白石はもうニコニコが止まらなかった。
あなたの下の名前の頭を優しく撫でる。
あなたの下の名前は目をまんまるにし、首を傾げた。
救命センター
出勤すると、
すぐに藤川が満面の笑みで駆け寄ってきた。
緋山も腕を組みながら、口元を隠している。
藍沢がちらりと視線を投げる。
耳の後ろがほんのり赤い。
あなたの下の名前は両手で顔を覆う。
白石がニヤリとすると、
緋山も藤川も目を合わせて笑った。
藍沢も、口元を緩める。
あなたの下の名前は顔を真っ赤にして、緋山の腕を掴む。
冴島が横からそっとフォローする。
藍沢がぼそっと返し、さらに笑いが広がった。
あなたの下の名前は机に突っ伏す。
白石は小さく笑いながら、
そっとあなたの下の名前の肩に手を置く。
場は笑いに包まれる。
誰もがこの瞬間、
同期という家族のような温かさを全身で感じていた。
今日もまた、過酷な現場が待っている。
でも、みんなとなら頑張れる、そんな気がした。
*****続く*****
作者より
かなり久しぶりになってしまい、
すみません…🥹🙏!
いつもありがとうございます🫧
今、ちょうどブルメン、
5人が揃ったと話題ですね…💙🚁
嬉しすぎて、触発されました!!!!


















編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。